明け方、

横腹のところでもぞもぞしていた。

Mのお下がりの

おねしょシーツを四分割したものに

とうちゃんの擦り切れたトレーナーを

解いて給水に使っている布切れ

(ぼろ切れとかぼろ雑巾と言いたくない)の

上で守備よく排尿後、

また一眠り。

晴れたけど強風。

具合を見て外に出そう。

今日も元気でね。


学生時代の教材だった

影印本を読み返している。

メルカリで探した。

発行している会社が

桜楓社から『おうふう』に変わっていた。

点訳ではオーフー。

趣も何も無い。

おうふうもオーフーも何の事か、

桜楓社を知っていた人にしか分からない。


当時、

宇都宮から来ていた仲良しの子(故人)が

徒然草や伊勢物語の変体仮名を

すらすらと読みこなすので、

馬鹿の私は驚いて、

どうして読めるのかと尋ねたら、

高校時代に書道で習った、という事だったが、

週一、2コマぽっちの

お芸術のお時間に齧った程度で

読めるものではない。

恥ずかしくなった私は

夏の帰省中毎日、

講談社学術文庫と

笠間書院の

変体仮名の字典(300円!)を頼りに、

徒然草を読んだ。(紙に書いた。)

8月の涼しい朝のうちに、

2ページずつ読み進めて、

夏休み中の完読は出来なかったが、

とにかく読み通した。

結構読めるようになるものだ。

今、

当時の3倍近くの年になり、

当時読んだテキストを

全く読めなくなっているので、

大事に持っていた当時の仮名字典を

また引っ張り出して平成7年版を再読中。

今回は章段ごとに区切っている。

これを読み終えたら次は枕草子。

もう準備してある。


今日も元気でね。