ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄いやつ | 極星十字相殺拳

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北斗の拳やキン肉マン、ドラゴンボールについて普通「どうでもいいやろ」と思うことを真剣に自由きままに考える、そんなブログです。

自分の少年時代に、作品を通じて愛と友情と正義を教えてくれた製作者の皆様に、心から敬意と感謝申し上げます。

DRAGON BALL THE MOVIES #09 ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっち.../野沢雅子,田中真弓,古川登志夫

本作は93年夏に公開された劇場版第9作目。その昔、東西南北の銀河を荒らし回ったヘラー一族の生き残りボージャック一味にZ戦士が立ち向かう。ピッコロ、青年トランクス、ヤムチャ、天津飯の最後の出演作品であり、亀仙人役の宮内幸平氏にとっても最後の劇場版となった。

事実上のピッコロさんの引退試合となった本作。少年時代にダビングしてなかったせいだろうか、映画館に行かなかったせいだだろうか、正直あまり印象深い作品ではない。確かに作画はそれはもう凄まじいほど美しく、演出や動きも素晴らしいの一言なのだが、なんでしょうね、なんか何回も見返す作品ではないんですよ。

けど、改がセル編で終了したし、後日談という形で久しぶりに、それこそ何年ぶりかに一から見直してみた。


序盤の天下一大武道会の見所は、「トランクス対天津飯」に尽きるだろう。本作が最後の出演となった青年トランクスだが、今回はスタッフの愛が非常に伝わってきた。最初で最後となる「袖なし&超サイヤ人水色ジャケットver.」これは貴重である。こういうレアなのをもっとフィギュア化すべきと思う。

激しい空中戦が繰り広げられるなか、なんと天津飯の拳がトランクスにクリーンヒット!
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冗談ぬきで奇跡すぎる。

この一撃をくらって「遊んでたら負けるかもしれん」と思ったのかトランクスは超サイヤ人になり、背後からの一撃で天さんを海に沈めてしまう。
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鬼や、あんた鬼やで。

けど、トランクスの気持ちもわかるんですよ。これ一応試合なんで、体の一部分でも海に触れたら負けなんですよね。だから天さんは迷わず空中戦を挑んだ。狭いリングで肉弾戦なんかしたら勝ち目はない。だから空中戦に持ち込んでスキをねらって海に落とそう、足だけでも海につけさせようと思ったのだろう。それゆえにトランクスは天さんのペースになる前に一気に決着をつけたのだろう。

余談だが、このトランクスの変身ポーズは未来悟飯が17号戦で変身したのと同じだ。


さらにトランクスの活躍は続く。バトルステージにて剣の使い手ゴクアと激突する。
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左上のシーンは予告や雑誌でよく見られたので、記憶にある人も多いと思う。流れるようなこのゴクア戦はとても好き。後半が4対1とか結界とか卑怯なシーンばかりなので、よけいにこの1対1のバトルが燃える。超サイヤ人に変身して筋肉だけで剣をへし折り、そのまま腹を貫くトランクス!圧倒的な強さだ。

最後に花をもたそうというスタッフの心意気だろう。セルに「バカだお前は」といわれた彼はもういない。
しかし、この後ボージャックの背後からの不意打ちをくらい倒されてしまう。


その後、ヤムチャと天津飯があっけなく倒され、悟飯もザンギャ、ビドー、ブージンの3人がかりに防戦一方。ボージャックも参戦し、KO寸前の悟飯にボージャックがエネルギー弾を放つがそこに魔貫光殺砲のカットが入った!
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天井からの光が神降臨!という感じ。ピッコロさん最後の勇姿!!

「少しは骨のあるやつが現れたようだな・・」
と迷わずボージャックに向かっていくピッコロ!回し蹴りがボージャックの頭部にヒットするも、またボージャックが背後からエネルギー弾を放ち、倒されてしまう。落下するピッコロの危機を救ったのは、悟飯ではなくトランクスだった。しかしブージンが背後から結界を放ちトランクスの動きを封じてしまう。だが、その時トランクスの剣が結界を断ち切った。悟空亡き後、闘う意志を失っていたベジータが助けにきたのである。
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なんと剣まで戻ってきたトランクス!最後に剣を持たせたかったスタッフの気持ち、俺はわかるぜ。

けどせっかく剣を手にしてさあこれから!って時に結界で動きを封じられる欝展開。しかもまた背後から

結局トランクスは、結界で動きを封じられ、動けないところを倒されてしまった。

さらにボージャックさんは変身して本領発揮か!と思ったら・・・
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部下を交えての4人がかりで、また結界で動きを封じてタコ殴りしてました。

お前ら本当にまともに闘えないのね。

まあ名前の由来が「傍若無人」「残虐非道」ですもんね、そういううやつらなんですよね。

けどこれでボージャックの存在感の薄さがわかった。ブロリーやセルと比べたらあまりにも小物すぎる。

悟空、ベジータ、トランクス、悟飯、ピッコロの5人を物ともしなかったブロリーと、悟飯一人に4人がかりでかつ、結界で動きを封じるボージャック、違いは明白である。


極星十字相殺拳・別館 そのあまりにも非道な行いに「オラもう我慢できねえ!」と悟空があの世から瞬間移動でカットに入る。

これだけでもボージャックの株が下がってると思う。不意打ちとはいえノーマル状態の悟空にパンチ一発で「な、なにい・・」と吹っ飛ばされ、地に落ちているのはあまりにも情けない。

ブロリーなんて何やってもノーダメージだったのに。

この時の悟空はいわゆる「幽霊」だったのかと思う。我々の世界にも幽霊って概念あるでしょう。ほんの数秒だが、現世に出てこれたのだと。なんで幽霊が殴れるのかって?そりゃ・・おめえ・・アレだよ・・アレ!闘気だ!闘気だよ!しらんけど。



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最後は超サイヤ人2に覚醒した悟飯がボージャックたちを一掃した。このときの悟飯の道着の破れ具合は、セル戦での悟空と同じである。終わり際に劇場版のお約束のごとく登場するベジータとピッコロのツーショットで幕は閉じた。こんな二人だが、お互い認めるところは認め合っているのは7年後のブウ戦をみるとわかる。

ちなみにヤムチャと天津飯は入院シーンすらありませんでした。

俺は劇場版については番外編と位置づけているが、本作は正史と考えてもいいと思う。特に大きな矛盾もないし。強いていえば「多分みんなにはもう会うことはないと思う」と言った天さんがフツーに公の場に出てきてることと、ピッコロがマジュニアではなく「ピッコロ」の名で出場してたことくらいだし。

それとどうでもいいことだが、変身後のゴクアがクロノ・トリガーのクロノみたいだと思った。