一昨日は肘の内側の痛みについて書きました。
今日は肘の外側の痛みについて書きたいと思います。
では、早速。
痛みの出る部分は下の写真の赤丸の部分です。
この部分が痛むのには伸筋といって
ぎゅっと掴んだ指を広げたり伸ばしたり、手首を反らすための筋肉が関係してきます。
そして、これらの筋肉の付着部が肘の外側についています。
この部分の痛みの症状は
上腕骨外側上顆炎、俗に言うテニス肘といわれています。
はい、みなさん、クライミングってホールドを掴んで行う競技なのに、
指を広げる?伸ばす??と思いませんでしたか?
筋肉には拮抗筋というものがあり、
縮む筋肉に対して伸びる筋肉が存在します。
逆に、縮んでいた筋肉が伸び始めると、伸びてた筋肉は縮み始めるのです!
このように反対の動きをする筋肉が連動しながら動いています。
ホールドを掴んでいたら腕の内側の筋肉は縮んで腕の外側の筋肉は伸びてます。そして、ホールドを離して指が広がれば腕の内側の筋肉は伸びて外側の筋肉は縮みます。
だから、屈筋である内側の筋肉同様に外側の伸筋も負荷がかかっています。
もちろん、酷使したりケアを怠ると炎症起こしますよ!
と、ここまでは普通ですねf^_^;)
そりゃ使い過ぎれば故障もしますよ、、、と。
ということで、ここからは更にどういうことをしすぎると痛めやすいかですね!!
ズバリ!!!
オープンやセミアーケと呼ばれる持ち方で肘を曲げたままロックしてスタティックに次のホールドを取りに行く時が痛めやすいです。
(ここから先、写真のホールド感が甘くなりますがご了承くださいf^_^;)
クライミング経験者でなくても
ホールドによって持ち方を変えることは想像できますよね。
持ちやすい持ち方で持った方がいいですからね!
しかし、時にはカチ持ちの方がしっかり持てるけど、、、オープンやセミアーケの方が次のムーブをしやすい時がありませんか?
それは先ほどのこの写真や
のように可動域が変わるからなのです。
だから、オープンやセミアーケという持ち方を選ぶわけですけど、
この持ち方で肘を曲げてロックし続けると伸筋がやられちゃうんです、、、
何故かというと、
本当はグゥ~っとギュゥ~っと屈筋を使って握り倒したいところを
握り込み過ぎないように、そして、伸びきり過ぎないように伸筋を一定の長さに保って頑張らせているからです。
この時、腕の外側には
伸びながら縮ませるという相反する力がせめぎ合っているのです。
ちなみにカチ持ちでの肘曲げロックは
前回説明したように外捻じりと内捻じりがせめぎ合い内側の痛み、野球肘が出やすいですf^_^;)
前回と今回と読んで、、、
えっ、どっちも痛めるんじゃん⁉︎と思われたと思いますが、
何故そうなるのか?という理を知っているのと知らないのでは大違いです。
グレードの低い課題で意識して使い方を身体に染み込ませてください。
難しい課題、オーバーグレードの課題で力任せではなく理にかなった動きができてくるはずです。
そうすることで何処か一定の箇所を酷使することが減ると思いますし、
痛みが出始めた時などにしてはいけないことが見えてくるはずです!
出来るだけ噛み砕いて分かりやすく説明しようと心掛けたので、
解剖学的なことや専門的な内容は足りない部分もあると思います。
ドクターの方や治療家の方たち、ご了承くださいf^_^;)
(筋肉の写真は筋肉.guide参照)
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