コアラの第2戦は、「自調自考」を教育目標とする新進気鋭の渋幕である。

理社は「へんてこ問題」が出題されるので、あまり差がつかず、実質、国算勝負となる。

ネットでの合格発表は味気ないが、これも時代の流れだろう。

 

10時にコアラと合格発表サイトにアクセスした。

父「コアラの番号、キターッ!やるじゃーん」

子「そーやろ(エッヘン)」

短く凝縮された会話であったが、3年間をともに歩んできた重みを互いに感じる。

 

ファイルをダウンロードして、再度チェックしてみた。

父「特待合格ではないね。駄目じゃーん」

子「そーやろ(ハハハ)」 

短く凝縮された会話であったが、12年間をともに暮らしてきた信頼感を互いに感じる。

 

なお、9日前にも同様の会話をしているが、そこはお互い触れない。暗黙の了解である。

 

渋幕はコアラにとって、第2志望校である。正確には、「ほぼ第1志望校」である。

進学実績、校風、共学、海外進学者数などは非常に魅力的である。

通学時間も80分を切るので許容範囲だろう。

 

今回の結果で、2月決戦はK校(第1志望)のみか、A校(第3志望)も受けるかの2択となった。

2/3(土)のA校(第3志望)は明日1/25(木)14:00までインターネット出願が可能である。

今宵、コアラと相談して、受験するかしないかの最終判断をしよう。

 

2/3(土)のT校も素晴らしい学校だと思っている。

しかし、コアラは最新設備が好きであり、あっさりと対象外となった。

もっともコアラの実力では相当の苦戦となったであろう。

コアラ父はT校を受験したが、抽選で外れて門前払いとなった苦い経験がある。

昨今は抽選がないし、コアラに挑戦してほしかった気持ちもあるが、これは親のエゴだろう。

 

渋幕の合格を受け、2月決戦に向けて、安心して臨めるのは大きい。

勝って兜の緒を締め、有終の美を飾ってほしい。

 

(コアラ父感想)

・インターネット出願時、出願開始日時に「普通の速度」で入力して、2桁番号を獲得。

・在校生保護者(?)による飲み物の提供があった。こういうホスピタリティは非常に嬉しい。

・頂きはしなかったのだが、「お疲れ様です」とこの場で気持ちを伝えたい。

・8:20頃に到着したが、講堂はかなり埋まっていた。人込みは避けたいので退散。

・解散後の正門周辺はかなり混雑(コアラ談)。事前に海浜幕張駅集合として正解。

・塾のチラシ(同封のペン目当て)を戦利品として大量に持ってきた。6年生だし、やめなさい。

 

(自調自考)

前日はホテル宿泊で、建前上、「降雪と体力温存のため」とコアラに恩を着せておいた。

本音は宿泊したことのないホテルに泊まりたかっただけである。

今回は、大浴場(人工温泉)で有名なアパホテルリゾート東京ベイ幕張にした。

夜は大浴場でくつろぎ、高層階のレストランでディナーの計画を立てた。

しかし、コアラと「自重自考」して、室内シャワーと素食にした。

 

コアラを渋幕に送った後は、直ぐにホテルへ戻った。

合格祈願を目的とし、自行(じぎょう:自己の悟りのために励む修行)に取り組むためである。

そこで、大浴場へと急ぎ、温泉で身を清めた。

子供は試験中、保護者は平日の朝から温泉と優雅である。

1時間ほど、「自嘲自行」して、満喫した。

 

大浴場を後にし、ホテルの部屋でNFLのチャンピオンシップを観戦した。

駐米時に、家族でNFLをスタジアムで観戦したのは良い思い出である。

その後、奮発して、贅沢なランチタイムを過ごした。

もちろん、試験当日の一連の行動はコアラの知るところではない。

もし、気づかれてしまったら、素直に「事情自供」しよう。