ーバーですしねえ」
がっでむ!
このうっかり八べえさんは、もうどうしてくれようか。シーバイ クロエ
彼の発言に固まる二人を尻目に、僕は天を仰いで嘆くのだった。言って良い事と悪い事くらい弁えて下さいよぉ。
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真はしっかりしているようで10代の若造です。
でも職を決める切っ掛けなんて結構単純な事なんじゃないかということで理由付けはこんなもんにしてみました。
クズノハ印のお薬は彼らの代名詞の一つにしていこうかな、と。
ご意見ご感想お待ちしています。悪、党?
ハザルの失言の所為で色々根掘り~葉堀り~で聞かれましたが笑顔で流し、後日また改めてお礼を、といわれながら屋敷を後にしたライドウこと真です。
当然帰り道で三発ほどぽこっと☆ハザル君を折檻し、大袈裟にふらふらしやがった彼に夕食を奢らせる事を確約させまして。
ええ、せめて夕食を、とレンブラント邸で言われましたけどね。丁重に(このハザル君への嫌がらせの為に)お断りしましてね。
くっそー、あまりのポンコツぶりに名前覚えてしまったわ!
家族の命の恩人のお願いだ、多分レンブラントさんも彼に仕える執事であるモリスさんも従者のレベル云々については他言しまい。
まだ日も高かったので彼とは一旦別れた。
次いで澪と巴の二人を緊急で呼び出し、どの程度の目くらましになるかはわからなかったけど冒険者の登録をさせる前に商人ギルドに顔をだすことにした。
のだけど。
「死ね」
言葉より明らかに早く足元に魔方陣っぽい何かの円形模様が出現した。しかも僕と巴の下にだけ。何で澪は狙わないんだよ。
当然といえば当然なんだが僕は得体の知れないモノは食らいたくない。
よって陣が現れるのと声がする間に僕は飛びのいてそれをかわした。幸いにも追尾機能はついていないようだ。
しかし巴は悠然と陣の下に立ち止まったままだ。……何故?クロエ チャーム
魔方陣の展開に詠唱を感じなかったのだが、僕の知らない術式があるんだろうか。詠唱前の術の痕跡を隠すような技術。知りたいな。
声の主の合図で結構離れた場所にいる灰色のローブを纏った人物が何やら手を複雑に動かす。手で詠唱とかできるんかな。合図と目配せから相手の位置が追えるなんて、僕も腕を上げたもんだね。
とにかくローブの人物の所作は予想通り起動を示すものであったようで、僕の足元(だった場所)と巴の足元から、離れていても熱気を強く感じる火柱が巻きあがった。
明らかに強い火力が巴の身を焼かんと結構な高さにまで柱を押し上げる!
「ふんっ」
左手を前方に打ち払うように薙ぐと巴を包む火は一瞬で散じた。やれやれ、試したのか威力を。好戦的な姐さんだよ、まったく。
「素直によけなさいよ、お前はまったく」
「いやいや、刺客の力量を見極めませんとな。お呼び頂いてすぐこのような流れになるとは愉快愉快。流石は若。儂の願いを良く存じて頂けている様で」
助けた帰りに襲われる。確かにパターンだけど。
襲撃者は……一人、二人、三人、よに、……おいおい、レンブラント邸からしばらくは人気がないからって多すぎじゃね?
目で把握出来るのは二人。死ねとか物騒な台詞吐いた痩せっこけた男と、林の切れ目から見えたローブの人。
しかし界を広げて確かめた結果、息を潜めたのがいるわいるわ。合計すると二十人近くいるんじゃないの、これ。
うーん、レンブラントさん絡みか?それとも、僕か?
でも恨まれる覚えなんてなあ。蜃の門前で倒した魔族の身内は僕のこと知らないだろうし、絶野のベースからツィーゲについた生き
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