2021年6月21日

 

抗がん剤服用から約12か月

退院後8度目の診察

 

11:00 家を出発

最寄り駅まで歩いていると、

出ました!

七色の光の点滅!

 

視界の中央で 1cm四方の七色が

ちかちか

視界がぼやける

 

まあ 歩ける

傍から見たら どうなのだろう

ふらふらしていたりするのか?

 

駅に到着 改札を通って 乗車

目的の駅を降りる頃には

七色の光が 見えなくなる

 

ICカードの文字は見えない

 

バスに乗車

 

100円玉を用意する

硬貨が 識別できない

色・・・わからない

指先に全集中

 

降りるときに ドライバーさんに

「これ、100円玉ですか?」と聞く

変な奴・・・

 

病院に到着

血液検査&胸部レントゲン

 

血液検査

診察券を機械に入れると

数字が書かれた紙が出てくる

数字・・・見えない

受付の方に

「これ、何番ですか?」

 

「456番です

見えないですか?」

 

「ちょっと、ぼやけていて・・・

ありがとうございます」

 

「456番の方、2番にお越しください」

音声アナウンスが流れる

 

ブースが6つくらいあるけれど

数字が見えない・・・

先ほどの受付の方が

「こちらですよ」

案内してくれる

 

不便だ

 

血液検査を終え 放射線科へ移動中

視界のぼやけが解ける

”ふっ”と音が聞こえるかのように

瞬時に霧が晴れた

 

胸部レントゲン撮影を終えて

13:00 呼吸器内科 診察

 

「こんにちは、体調いかがですか?」

 

「左側、背中から胸にかけてが

重いです

表現難しいのですけれど、

張っているというか・・・

あと、毎日、七色の小さな点滅を見て

1時間くらい視界がぼんやりします」

 

「ぼんやりするのは、1時間で収まります?

生活に影響はない?」

 

「はい

今日もここへ来るとき、手元の硬貨が

識別できなかったですけれど、

今はもう戻っています」

 

「そう。

ちょっと、左の重いところ

触っていいですか?」

 

触診される

 

「レントゲンの画像ね、

ここ、大きくなってます

これはちょっと大きくてですね

CTを撮りましょう

この後、お時間大丈夫ですか?」

 

原発の右肺の腫瘍が

大きくなっているらしい

 

「さっき、お昼ごはん食べてしまいました」

 

「じゃあ、造影剤なしでいきましょう」

 

「これ(大きくなっている腫瘍)、右ですよね

右側は自覚症状なくて

左側が重いんですけれど・・・

心臓とかではないですか?」

 

「それはないですね」

即答