乳腺外科の顔とも言えるとっても頼りになる看護師のSさんが、わざわざ化学療法室に上がってきてくださいました。
「大丈夫?もしかしたら、今度のクスリは、酔っ払ったみたいな感じになるかもしれないよ。お酒、強い?」
「いえ、私ほとんど飲めないんですよ~
」「そうかぁ、じゃぁちょっと大変かも…。毎回時間かかるけんね、ゆっくりしにくるつもりで治療に通ってね。テレビ見たり映画見たり。お菓子持ってきて食べたりしよる人もおるし」
「は~い、DVDとか持ってこようって思ってます
」「そう
もしなんか困ったことあったら相談してね
」「ありがとうございます」
…Sさんの予想どおり、私はこの治療ではだんだん慣れたとは言え…毎回酔っ払ったようなフラフラ感に悩まされました

でもそれも笑いとばして(笑)
「ただで酔えてラッキー
ってことにしときます
」な~んて冗談を言って看護師さんたちと笑ってました

この治療で出た副作用は…
・食欲不振
・だるさ
・味覚障害
・足先の痺れ
・爪の変色
・口内炎
等…でした。
中でも一番しんどかったのは「味覚障害」「足のしびれ」「口内炎」です。
足の痺れは左の足先に出たのですが、本当に正座をしていて痺れた時みたいに、全く足先の感覚がなくなっていました。
締め付ける靴も履けないので、ゆるい靴を買って過ごしました。
…とにかく歩くのがゆっくりになって、階段などの上り下りもかなり危険な感じでした。
足の指先が踏ん張れない…と言うことがこんなに不便だったなんて…
ある意味、新境地…でしたね~…
足先の痺れは、治療後もずっと後遺症として残っていて、なんと現在も完全には元に戻っていないのですよ

生活に支障はないけれど、何となく足先に違和感が残っています。
恐るべし抗がん剤

味覚障害についてはもっと切実でした。
個人差があると思いますが私の場合…塩味がやたら強く感じてしまう。そんな風に障害がでました。
和食の澄まし汁のように、うんと薄味のものでも…ものすごく…そう、海の水みたいにしょっぱく感じるのです。
会席料理系のものを食べる食事会に出席したときには、何にも食べれるものがないってくらい最悪でした

澄まし汁はもちろん、しょうゆ味もダメ

抵抗力が落ちてるし、私は白血球激減経験ありだったので刺身系のナマモノも極力避けるように言われていました。
続く
