今回は、番外ということで「貸本」についてです

 

ところで、来年は、昭和100年になります。

戦後80年

わたしは、70歳になります。

 

 

週刊誌の時代になり、漫画は、ますます人気になります

「少年マガジン」「少年サンデー」の競争は激化し、過熱し、

層状効果で、どちらも50万部を超えます。

 

そこで「貸本」ですが、

週刊誌に連載された人気漫画が単行本になり

「貸本屋」に並ぶケース。これ、なかなか借りられません。

ちばてつやの「ちかいの魔球」などが、それ。

 

 

最初から「貸本」として描かれた漫画本。

人気なし。水木しげるの本が、それ。

 

わたしは、末期の貸本屋に数回、行ったことがあります。

人気漫画は、15円。しかし、なかなか借りられません。

人気のない漫画は、5円でした。

 

さて、水木しげる先生は、最初から「貸本」のケースです。

しかし、傑作を描いていました。

傑作「悪魔くん」全5巻の予定が、あまりの人気のなさに、3巻で終了。

 

しかし、いまでは「復刻版」が何回もでる人気ぶりです。

 

「悪魔くん」貸本漫画が瀕死の昭和39年(1964年)

東京オリンピックの年の作品です。

よくも、まあ、こんな傑作を描いたもんだ。

 

ところで

「まんが道」読んでくれましたか?

 

 

下は、

「少年マガジン」に連載になった

「墓場鬼太郎」なんと池田総理と鬼太郎の会話。

鬼太郎少年はタバコをふかしているではないか!!

この大人のユーモアで、大学生の読者を獲得。


 

人気に陰りの見え始めた手塚治虫は「水木しげる」の漫画を見て、階段からころげ落ちたという伝説が残っている。

そして、「漫画」はグレード・アップすることになる。