こんにちは、
今回ブログを担当する及川です!

先日、私は「play a life」という公演を見に行きました。

私にとってこの「play a life」という演目は
とても思い入れのある演目です。

というのも、昨年The座でこの「play a life」の公演を行った際に照明を担当したのが、
同期のひろきと私でした。

キャスト3人の演技力がとても高く、通しをする度に調光室から見える3人の演技に感動していました。

冗談無しにカンパニーの誰よりも「play a life」を参考も合わせて、最も多く見た自信があります!

そんな「play a life」大好きな私が、
その公演の中でも最も好きなナンバーが
「it's your play」という曲です。

このナンバーは高校の非常勤講師として働いている主人公が、担当の教育実習生に、先生の若い頃の夢はなんだったのかと聞かれ、
「役者をめざしていた。」
と答えた後に歌う曲です。

私は初めて見た時、実習生はよくそんなことを聞けるなと思いました。

一般的に、
夢というのは叶わないで終わることが多いと言われてます。

この「夢の終わらせ方」は人それぞれだと思います。

より自分にとって価値のあることを見つけられた人もいるだろうし、夢を諦めて別のことで妥協をしている人もいると思います。

ただひとつ言えることは、
「夢の終わらせ方」
というのはその人なりの強い思いが伴ってしまうということです。

そんなセンシティブな話題をそんな軽やかに聞けてしまうんだという点で、当時の私にとってはとても衝撃的なシーンでした。

ですが、
私がこのナンバーを好きになった理由はその冒頭の衝撃ではなく、先生の返答の中にありました。

「it's your play」の中に、
次のようなフレーズがあります。

「僕の夢はなにか、
僕には決められなかったひとつの人生。
だから、選べる、やり直せる役者に憧れた。」

歌の中の言葉なので、書き出してみると少し変な感じがしますね笑

ですが、このフレーズを聞いた時、そんな考え方もありなんだと驚きました。

先程書いたように、
私は夢の終わらせ方にはその人の強い思いが表れると思っていました。

ですが、この主人公のように、まるで舞台で役を演じるように、自分の人生を演じるかのように生きていけば、夢という言葉を重く考える必要もなくなるのではないかと思いました。

さらに言えば、自分が貰った役に対して、その役の人生を生きたかのように演じることが出来れば、
それは夢をひとつ叶えたことと同じといえるのではないかとも思うようになりました。

そう考えると、役を演じられるということは、
「ひとつの夢を叶えられる」という
とても贅沢な状況なのだと思い、
そこから一つ一つの役をそれまで以上に真剣に考えるようになりました。

そして、
今でもこの考えは役を演じる上で、私の核になっています。

3/1~3に私たち劇団The座は
ミュージカル『美女と野獣』を披露します。

私たちがどのように役を演じるのか、
どのような人生を生きるのかを是非皆さん見てみてください!

—————————————————————


今日の担当


及川凌生🐈‍⬛ (スネ夫のような花輪くんのような癖っ毛)

2022年秋公演『モーツァルト!』ヴェルヒトルト役/2023年自主公演『Play a life』照明スタッフ/2023年卒業公演『SHIROH』ゲン役/2023年春公演『シンデレラストーリー』支配人役・企画チーフ/2023年秋公演『エリザベート』ルドルフ役・企画チーフ


明日の担当

ともか🎀 (静かにテンション上がるタイプな気がするアップ

2022年秋公演『モーツァルト!』アンサンブル/2023年卒業公演『SHIROH』アンサンブル/2023年春公演『シンデレラストーリー』アンサンブル・メイクチーフ/2023年秋公演『エリザベート』少年ルドルフ役・制作監督・メイクチーフ


🔗公式Instagram

https://00m.in/1PMx6


🔗公式X(旧Twitter)

https://x.com/gekidantheza?s=21&t=bsm75VcMVKk4pB6MI0Cjfg


🔗公演ホームページ

https://24so2ko.wixsite.com/------the-2024