トトロの森と水と曼荼羅 その4 | バザラスからのアジアン紀行

トトロの森と水と曼荼羅 その4

ここは、狭山湖(山口貯水池)。

 

先月中旬、

 

トトロの森を抜けてやって

来ました。

 

「五風十雨の味わい」 

 

この碑文は、元東京都知事・

石原慎太郎氏が揮毫したも

のだそうです。

 

石碑の後ろには、

 

「山口貯水池は、昭和2年から9年に

 かけて築造された水道専用の

 アースフィルダムです。
 

当時の先端技術を駆使して築造

された貯水池は、平成7年に発生

した阪神・淡路大震災を教訓として、
より強固なダムとするため、平成10年

から14年にかけて世界にも例のない

堤体の耐震強化工事を行い、生まれ

変わりました。
 

この石碑は、蘇った貯水池の

新たな一歩を記念して設置し

たものです。
 

「五風十雨」とは、五日に一度風

が吹き、十日に一度雨が降るの意

から、気候が順調なこと、転じて

世の中が平和な様子を意味して

います。

 

平成14年11月 東京都水道局 」
 

*他の方のブログより転載。

 

遠くに西武ドームが見えます。

 

足を延ばすと、歴史を感じ

させる山門が。

 

天台宗 別格本山

不動寺です。

 

以下、HPより。

 

「この門は奈良県十津川の幕末天誅組

 本陣として利用されたことがある桜井寺

 の山門として建立されたものです。

 

天誅組は吉村寅太郎、

藤本鉄石ら志士は公郷中川忠光を擁立し、

大和国(現在の奈良県)で挙兵。

 

五條代官を襲撃(五條の変、十津川の変、

大和義挙と呼ばれています。)しましたが、

その後、政治の混乱もあって大義名分を

失う形となり、さらに多くの密告者裏切り者

が内部に出たことから、壊滅の道をたどる

ことになりました。

 

この多宝塔は、室町時代中期

兵庫県東條町天神の椅鹿寺に、

播磨国守護赤松満男教康が建立したも

のです。

 

細部にわたって室町時代中期の

様式をよく伝えており、工匠の手に

よって当境内に移され、

に完成しました。

 

康信寺。


元は孔子廟。


堤康次郎の戒名(清浄院釈康信)

から康信寺と名付けられたそうです。

 

実は、西武鉄道の堤康次郎氏が

プリンスホテル開発に際して買収した

用地の遺構をはじめ、各地の文化財

を当初に移築して天台宗別格本山と

して昭和50年に開山したといいます。

 

つづく。