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横審やっぱり朝青龍に「待った」…ガッツポーズ問題視

1月27日17時0分配信 夕刊フジ


 やっぱりひと言、文句あり。優勝決定戦で宿敵白鵬を破って優勝を果たし、引退危機をハジキ飛ばした朝青龍。NHK総合テレビの瞬間最高視聴率が36.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、日本中を熱くさせた熱闘から一夜明けた26日午後、両国国技館内で恒例の横綱審議委員会が開かれた。

 初場所直前の稽古総見で白鵬に惨敗した姿を目の当たりにし、「こんな朝青龍は見たことない」、「これでは初場所が心配」などと“休場勧告”とも受け取れる発言をしたメンバーだけに、鮮やかに復活優勝し、この日の一夜明け会見で「進退なんて、最初から気にしていなかった。そんなもの、結果だから」とうそぶいた横綱をどう評価し、どう前言を軌道修正するか注目された。

 だが、やはりそこは人生経験や社会経験が豊かな人ばかり。朝青龍のこれまでがこれまでだけに、素直には受け入れ難かったようだ。

 前日、国技館で朝青龍が優勝決定戦を制する瞬間を見届けた石橋一夫委員は「この盛り上がりを来場所以降につなげていかないといけない。そのためにも、朝青龍や親方がもっと言動をキチッとするように協会に申し入れた。欠席された山田(洋次、映画監督)さんも、もっと親方がしっかりするように、ということを文面で提出されていた」と明かした。

 問題視されたのは、優勝決定戦で白鵬を破って優勝を決めた直後、土俵上で2度も両手を高く掲げ、これ見よがしに作ったガッツポーズ。この日限りで任期切れとなり、退任した海老沢勝二委員長は「品格という面でああいうものはいかがなものか、理事長もあまり例を見ないことなので私の方から注意する、ということだった」と説明した。

 いつも朝青龍について辛口批判の内館牧子委員(脚本家)は心臓弁膜症で倒れ、目下、岩手県盛岡市内の病院に入院中。もし元気ならこんな程度では済まなかったに違いない。

 いずれにしても、朝青龍にカミナリが1つ、落ちるのは確実。朝青龍はこの日、この優勝を「大きな長いトンネルを抜けて、きれいな青空が見えた感じ」と表現したが、黒雲もいくつか、浮かんでいるようだ。