2023.06.16 横浜スタジアム

横浜DeNA 2 - 5 ロッテ

刹那の瞬間でセーフかアウトか分かれる!これが野球!

 

スコアは0-3と3点を追いかける7回裏の攻撃。

二死1,3塁のチャンスで代打のオースティンがタイムリーを打って1点。

続く関根がピッチャーの頭を超すゴロを自慢の脚力で内野安打。

 

二死満塁。

一打同点、逆転のビッグチャンスとなるも、次打者の大田が打った打球はサードへのイージーなゴロ。

「あー、ダメか・・・・」

 

サードの安田がサード後方で待って捕り、一番近いサードベースを踏みに行こうとしたところ。

画面の隅から突然オースティンの足が現れ、スライディングしたその左足が一瞬安田を上回りました。

 

判定、セーフ。

ロッテはこのプレーにリクエストをするも、判定は覆らず。

 

これで三塁ランナーのホームインが認められ、スコアは2-3と1点差に詰め寄りました。

 

このプレーは痺れました。

 

サードゴロになった瞬間で諦めた私の心。

ただ、オースティンはとにかく目の前のベースへ全力疾走。

最後の最後まで、アウトのコールがなければこの攻撃は終わらない、とばかりに。

当たり前のことですが、その当たり前が一番難しい。

 

このオースティンの見事な集中力で1点をもぎ取りました。

これが、これこそが、「野球」と言っていいのではないでしょうか。

少し解釈を広げると、刹那、その一瞬、ほんのわずかな違いが大きな結果を生み出す、それが野球。

 

目の覚める思いでした。

 

尚も続く二死満塁のチャンスで3番佐野がショートゴロに倒れ、残念ながらこの回での同点、逆転はなかったですが、その可能性は十二分になったことは間違いありません。

 

明日から、この時見せたオースティンのような集中力を全員が持つことが出来れば、まだまだベイスターズは強くなる。

 

ファイター、オースティン。

明日も頼む。

 

 

エスコバーが帰ってきた!剛球復活、三者凡退

 

6回表。

ブルペンからマウンドに向かって、エスコバーが走ってきました。

 

久々の登板となったエスコバーのピッチングに誰もが注目。

するとストレートが156キロを何度も計測。

低めにビシバシ決まっていました。

大きくすっぽ抜けたりすることもなく、ストライクを安定的に取れていながら剛腕を振るう。

スライダーでもストライクが取れているため、三人目の田村をセンターフライに打ち取ったストレートはど真ん中でも詰まらせることが出来ていました。

 

ここから登板を重ねていけば夏に向かって更に良くなっていくと思います。

頼もしい助っ人左腕が復活しました。

 

 

大事なカード初戦を落としたのは痛かったが

 

大事なカード初戦を落とし、交流戦の優勝が苦しくなり、ペナントにおける1位阪神との差が広がりました。

非常に痛い敗戦。

ただ、初回にいきなり3失点しながら、最後まで勝機を見出した攻撃もさることながら、あきらめずに入江、エスコバー、上茶谷と無失点で繋いだリリーフ陣は見事。

今日は8回にウェンデルケンが2失点してしまいましたが、ここまでチームを支えたリリーバー、明日以降気を取り直して頑張ってもらいたい。

9回には中川が剛腕を振るって無失点。

苦しい試合を最後まで、本当に最後までしぶとく取り組めたと思います。

 

厳しい状況となりましたが、明日、何とかしたい。

まずは先発の大貫が勝機を見出すピッチングをしてくれることを期待しましょう。