2021.05.02 横浜スタジアム
横浜DeNA 8 - 7 ヤクルト
今日は石田がゲームを作り直した!
2回表に阪口が崩れて3失点、更にランナーを残した状態でどこかを痛めたか、ベンチへ下がりそのまま降板となりました。
この緊急事態に石田がマウンドへ。
もう、ここは石田しかいないでしょ、とは思っていましたが。
石田二死1,3塁、打者村上というシーンでの登板で、その村上に1,2塁間を破られて1点献上するも、5番オスナを三振で切って何とかピンチ脱出。
チームとしては試合開始早々4点のビハインドと少々厳しい試合展開となりましたが、相手先発の小川もピリっとしない出来。
戸柱のソロや、大和、オースティンの連続タイムリー等で3得点し何とか食らいつきました。
石田は3回、4回とイニングを消化し、危なげなく石田らしい試合をコントロールするようなピッチングを展開。
その間にソトのフェンス直撃のタイムリーと戸柱の2打席連続となる3ランで見事に勝ち越し。
石田が壊れかけた試合を立て直し、ゲームを作り直す働きをしてくれました。
私はこの日の石田を見ていて改めて思ったのですが、やはり彼は先発でこそ能力を発揮するなと感じました。
もともと制球力は安定しているので、1イニングお任せのピッチングよりも、試合をトータルで預けたほうが彼の能力を引き出せるのではないかなと考えております。
明日以降、バンテリンに帯同するとは思うのですが、次週土曜日に向けて先発調整をするのも手段としてはあるかなと思っています。
三浦監督はどう考えているんでしょうか。
戸柱が冴えた攻撃を見せる
貴重な2本のホームランを放った戸柱が5回の打席で送りバントを来ました。
私は2本のホームランよりも、この送りバントの方が痺れました。
これはおそらく自身の判断で行った作戦でしょう。
先頭のソトがヒットで出塁、試合が膠着しかけていた中だったので、次の1点は何が何でも欲しい。
相手は守備陣形を含めて戸柱にバントというのはまったく予想していない状況でした。
するとカウント1-1となった3球目、ヒッティングの構えから一転してバントを実行。
これが三塁側への絶妙なバントとなり、ピッチャーが慌ててマウンドを駆け降りてきて処理しました。
間一髪戸柱はアウトとなりましたが、平均以上の走力を持った打者走者であれば間違いなくセーフのタイミング。
このプレー、私は称賛を送りたい。
各選手が状況を見て想像力を働かせ、ダイヤモンドの中で出来ることを実行していく。
こういう動きがベイスターズに出来る選手はあまりいません。
結果的には無得点となりましたが、この試合好調だった戸柱だって流石に3打席連続ホームランを打てる可能性は極めて低く、それでもベンチはバントの指示はしにくいのも事実。
そんな時、選手が判断し、何をすべきか、どうすれば試合は動いていくのか、考えを巡らせてそれを現実世界で実現していくという働きかけが欲しいのです。
この時は、回の先頭が出た、自分の後ろの打順は投手だが代打が出る可能性が高い、相手はまったくバントへの警戒をしていない、状況を考え、この回の得点の狙い方を作り出していく見事な働きだったと思います。
今日は2本もホームランを打っていて、頭の中も冴えていたんでしょう。
結果的には得点には結びつけられませんでしたが、素晴らしい一面を見たと思っています。
2カード連続の勝ち越しも先発は崩壊状態
苦しい展開の中、8回裏に出た桑原の勝ち越しホームランで何とか勝ったベイスターズ。
6回の担当が平田と聞いて正直嫌な予感はしましたが、その予感は的中。
3点差を追いつかれて暗雲が立ち込めてしまいました。
ここ数試合、平田の状態を三浦監督はどう見ているのでしょうか・・・・。
それにしても7回以降のエスコバー、山崎、三嶋はお見事。
特に今日の山崎は無双状態でしたね。
ストレートが強く、そしてほぼ戸柱の構え場所にビシバシ決まっている。
アウトロー一杯に構える戸柱のミットはボールとストライクの瀬戸際の場所でしたが、あまりにも構えた場所にジャストにボールが来るもんだから審判も全てストライクと言わざるを得ないという感じでした。
まったく寄せ付けない圧倒的なピッチング、これが彼の完成形なのであれば、完全に1年目を超える存在になるでしょう。
今後のピッチングに注目していきたいです。
さて。
今日もまた先発ピッチャーが離脱。
阪口は前回甲子園でもランナーと交錯して軽傷ではるものの負傷をしています。
今日はボールが当たったりランナーと交錯したわけではなく、投げた時に違和感があった模様。
立ち上がりから変化球がまったくコントロール出来ていなかったし、本人も手のひらを気にしていたので、肘や肩ではなく、手のひらや指に問題があったのでしょうか。
故障は仕方がないことですが、先発投手の故障者が多すぎますね・・・・。
明日はピープルズが投げるそうで、おそらく京山もローテに残る状態でしょう。
今日は下でロメロが5イニング以上投げたようですし、今永もイニング数を伸ばしてきていますので、もう間もなくと言うところではありますが、さすがにゴールデンウィーク中は無理でしょう。
前述した通り、石田を先発へシフトしてリリーフを補充するのがベターかと思います。
ヤクルト戦に勝ち越して2カード連続で勝ち越しとはなったものの、綱渡り状態が続いているのも事実。
監督が変わってもそこはなかなか変われませんね。。。。
体が頑丈なことって、実はとても貴重なことですね。
これって我々一般人も同じことが言えると思います。
能力の高さ、それは毎日元気でいられることの上に成り立つものですね。