筒香が野球体験教室を開き、多くの子供達とふれあい、そして野球の楽しさを伝えたという内容が各所で報じられました。
ただ、マスコミを騒がせたのはその後のこと。
体験教室が終わると報道陣を集めて野球界に問題提起。
約12分間に渡って独演会を開きました。

筒香は報道陣を前に話す内容を原稿にまとめ、何度も練習して頭に叩き込んできたということをこの野球教室を主催した境ビッグボーイズの瀬野代表が明かしていました。

この日のために準備していたんです。

筒香はシーズン中にも「良い準備をしていきたい」ということを何度も口にしていました。
シーズン中の準備とは例えば体調を整えるだとか、相手のは配球を研究するだとか、もちろん練習をするだとか…
つまり試合に臨みチームの主砲として、チームのキャプテンとして、そしてプロとして最高のパフォーマンスをするために行うこと全てを準備と言っているんだと思います。
この独演会もシーズン中同様、プロとしての準備をしてきたという意味では同じでしょう。

シーズンオフでもしっかりプロの仕事をする。
私はこの記事を見たとき、筒香の野球に対する考え方や見解よりも、まずこのプロとしての姿勢に驚きました。

思いがあるからこそ未来のビジョンが創造される。
これはビジネスの世界でも同じでしょう。
筒香は自身の経験をもとに日本の野球界が向かうべき姿を描いており、そこへ向かうためにはどうすれば良いかを常に考えているんでしょう。
記事の内容からはそのように感じました。

26歳の若さでこういう活動はなかなか例をみたことがありません。
彼は希代のロングヒッターというだけでなく、起業家や経営者のような才覚もあるのでしょうか。

見かけよりもずっと熱いハートを持っており、それを出力する。
出力するいうのは大変なことです。
わざわざ面倒なことをやり責任を自分に負わせてる。

子供達を前に「勇気を持ってトライする」という言葉を使っています。
出力には勇気が必要。
当然批判する人もいるでしょう。
しかし、そこを突破するには「思い」が必要で筒香にはその強い思いがあります。
彼の持つエナジーが野球界の抱えている問題を解消していき、彼が描いているビジョンへの道筋を見てみたい!