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京都の講師の雑記録

京都の塾で、現代文・古文・漢文・世界史などを教えている講師の雑記録です
京都ネタから、国語指導関係、世界史雑学まで、さまざまな記事を書いていきます

今週の『社説集』の更新です。



先週はタイトルだけでしたが、あまりにそっけないので、今回は編集後記的にコメントをつけてみたいと思います。

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1.ビートルズ・デビュー50年 やまない「永遠のアンコール」/2012年10月1日 西日本新聞
2.後退する「原発ゼロ」 核抑止力論の呪縛か/2012年10月2日 中外日報
3.[400字] 学校の部活動 地域ぐるみで支えては/2012年10月01日 朝日新聞
4.スポーツ事故 子どもたちの命を守れ/2012年10月01日 毎日新聞
5.北東北3県連携、柔軟に 県ドクターヘリ2機/2012年10月1日 東奥日報
6.携帯の電波不足 安定した通信基盤こそ/2012年10月04日 京都新聞
7.竹島単独提訴 事態沈静化を最優先に/2012年10月05日 京都新聞
8.市街地ヘリ飛行 守られない安全策では/2012年10月04日 高知新聞
9.低炭素社会実現への投資 環境税導入/2012年10月7日 東奥日報
10.ネット選挙 解禁へ与野党は対応急げ/2012/10/07 神戸新聞
11.[400字] 文楽補助金 「特別扱い」もあっていい/2012/10/05 神戸新聞
12.被災地方言調査 南部弁の保存、継承期待/2012/10/01 デーリー東北
13.著作権法改正 慎重な運用を求めたい/2012年10月4日 神奈川新聞
14.長野駅に熊 生態を詳しくつかんで/2012年10月06日 信濃毎日新聞
15.女性宮家の創設案 旧皇族含め幅広い論議を/2012/10/7 北國新聞

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1.は、「ビートルズ」というなかなか意表をついたテーマである上に、それを載せたのが西日本新聞という硬派なブロック紙という珍しさ、それに話題の華やかさから、巻頭に配しました。
2.は、日本の軍事的プレゼンス維持を目的に「原発ゼロ」に反対する勢力がいる点を大きく扱った社説は意外と少ないので載せました。
3.と4.は部活動に関わるものを並べました。体育の日が近いこの時期ならではです。少子化や地域スポーツの普及、武道必修化の問題まで、視界に入ります。
5.はドクターヘリの問題と、道州制とも絡む北東北3県提携の話題を知ってもらえるよう、扱いました。

6.は「電波」割当てというなかなか難しい問題についてです。社説内容はもう少し踏み込んでもいいと思いますが、遠からずこの問題は脚光を浴びるでしょう。
7.は大切な問題ですが、意外と取り上げたのは京都新聞くらいでした。中国を尖閣で提訴させるための誘い水なのか関係無さそうなのか、その辺の言及も欲しかったです。
8.海外での墜落を「人為的原因」と言っておいて、安全策を守らないとは、何を信じればよいのでしょう。
9.は環境税の概要についての分かりやすさで、東奥を採りました。
10.のネット選挙は、地味ですが、大切な内容です。費用のこともありますし、選挙の結果にも影響しそうです。
11.は文楽は、伝統文化について、自助努力と保護政策のバランスはどうあるべきかという、広い問題を視野に含みます。
12. 方言は地方文化という面で見ればたいへん貴重なものなのに、なかなか注目されません。今回はそこに震災を絡めた、たいへんユニークな記事です。背後には、震災の犠牲者には高齢者が多いという問題も垣間見えます。
13.は、日本の著作権政策が文化の振興に寄与せず、著作権を食い物にする一部著作権団体に壟断されている現状に触れるべきでした。
14.近年獣害が深刻です。クマ以外にも、シカやアライグマの被害もよく耳にします。それにしても、県庁所在地の中心駅に熊が出るとは、実態の解明が急がれます。
15.皇室改革の議論は、女性・女系をどうするかということより、旧宮家の復活に焦点が移りそうです。他紙はその点の扱いが軽いのに対し、北國新聞は端的に指摘しました。ちなみに「北國」は「ほっこく」と読みます。石川県の県紙です。



9月30日、別ブログで、中秋の名月についての記事を書きました。
ここにそれを転載したいと思います。

アメブロ用に、一部を変更しています。

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9月30日は、「中秋の名月」。

あいにくの台風接近でどうやら観月はおぼつかなさそうですが、
ざっと調べてみも、
大覚寺「観月の夕べ」、妙心寺塔頭・退蔵院「観月茶会」、
北野天満宮「明月祭」、平野神社「名月祭」、
神泉苑「神泉苑観月会」、八坂神社「祇園社観月祭」、
上賀茂神社「賀茂観月祭」、下鴨神社「名月管絃祭」、
など、京都の名所のいたるところで観月の催しが予定されていたようです。

ただ、台風が過ぎた後は、台風一過の澄明な空に、十六夜の月が見られそうですね。

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そもそも中秋の名月とは、旧暦8月15日の満月のことを言います。

「中秋」とは、暦の上で、
 1~3月を春、
 4~6月を夏、
 7~9月を秋、
 10~12月を冬
とした時に、8月15日は「秋」の3カ月のちょうど真ん中の日にあたることから、その名があります。

旧暦では、毎日15日は満月と決まっていました。
旧暦は月の満ち欠けを基準に1ヶ月を決めていて、新月が1日、満月が15日となるように暦を定めていたのです。

1日のことを「ついたち」と言うのは、旧暦の毎月1日(朔)のことを、「月立ち」(これから月がだんだん満ちていく)の意から「ついたち」と呼んだことに由来します。

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どうして、「名月」は秋なのか。

簡単に言えば、1年の中で月が一番きれいに見えるのが秋だということです。
澄んだ空にくっきりと浮かぶ青白い月。
秋の澄んだ月は、和歌の題材にもなってきました。

和歌を2首ほど挙げましょう。

秋風にたなびく雲のたえ間よりもれいづる月のかげのさやけさ
(『新古今集』左京太夫顕輔、百人一首)
 大意:秋風によって横ざまに雲が流されている。その雲のわずかな合間から時折見える月の姿のなんと鮮やかなことよ。
--ここの「かげ」は「光」の意。
 空には雲が浮かぶものの、雲の切れ目から見える月の姿の、目の覚めるようなあざやかさ。
 その対比が絶妙です。

山の端に真澄の鏡掛けたりと見ゆるは月の出づるなりけり
(『千載集』藤原基俊)
 大意:山近くの低い空に真澄の鏡が掛かっている。そう見えるのは、出始めの月であることよ。
--非常に澄んだ鏡をさす「真澄の鏡」。
 それを冴え冴えとして鮮明な月の喩えに用いています。

古来、秋の月の澄明さは、日本人の心を惹きつけてきたのですね。

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では、なぜ、秋の月はクッキリと鮮明に見えるのか。

秋は空気中に水蒸気やチリが少なく、月の姿がぼやけたりしにくいのです。
逆に、空気中に水蒸気が多い夏や、チリや霞に邪魔される春は、どうしてもぼやけてしまいがちです。

また、高度も関係があるようです。

冬は満月の高度が高く、夏は低くなります。
太陽と逆のイメージですが、満月は太陽の反対側にあるので、このようになるのです。

http://www.tops-kyoto.com/blog01/0930a.png

高度が高すぎると観望には適さなくなり、低すぎると、大気の影響を受けやすくなるので、ぼやけてしまいます。
 
というわけで、
 大気がきれいで、高度が高すぎず低すぎない秋
が、月見のベストシーズンになるのです。

ちなみに、旧暦9月13日も「十三夜」という月見イベントの日です。

今年の十三夜は、10月27日に当たります。

十三夜は十五夜より晴れやすいとも言われます。
十五夜の見られなかった方は、十三夜をねらってはどうでしょう。



私は、毎週、『高校生のための社説集』というのをつくっています。

全国の新聞約40紙を対象に、月曜日から翌週日曜日までの社説の中から、
15~16本を選んで、火曜日に発行しています。

記事ジャンルのバランスや、文章の質なども勘案して、読み物として読めるものを目指しています。

で、この場で、そのタイトル一覧をアップして行こうと思います。

今日はその1回目です。

タイトルだけになっているのは、諸事情に鑑みて、というところです。

バックナンバーのタイトル一覧については、この下の方にある、専用ページのリンクからどうぞ。

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高校生のための社説集Vol.90(2012/9/24~9/30)

1.日中国交40年 地方交流で「井戸」に水を/ 2012年9月29日 新潟日報
2.日中国交40年 尖閣 棚上げ以外道なし/2012/09/29 デーリー東北
3.領土と国際世論 情報発信で後れを取るな/ 2012年9月29日 西日本新聞
4.医学記事賞受賞 放射線との戦いは続く/ 2012/09/29 福島民報
5.川西高2自殺/いじめと真摯に向き合え/ 2012/09/24 神戸新聞
6.姫路の工場爆発/二次災害防ぐ対策が要る/ 2012/09/30 神戸新聞
7.[400字] 障害者への差別  禁止法に当事者の声を/2012年09月25日 京都新聞
8.首都と高速道―都心から撤去しては/2012年09月26日 朝日新聞
9.電力改革 部門分離 ぶれずに前へ/ 012年09月29日 信濃毎日新聞
10.シェールオイル 実証試験の成果に期待/ 2012/09/29 秋田魁新報
11.[400字] 公正取引委―もっとほえる番犬に/2012年09月30日 朝日新聞
12.司法試験 大学院教育とつなげよ/ 2012年9月26日 東京新聞
13.「オオカミと人」展 自然保護の意義考えよう/2012年9月28日 福井新聞
14.日本国債 「安全神話」頼みでなく/2012年09月24日 高知新聞
15.潜在待機児童にも目配りを/2012/9/29 日本経済新聞

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