ベイトフィッシュが溜まってるハードボトムエリアに風が当たって来た。案の定、数投目にクランクベイトにヒット〜!
永遠のバスルアーとはなんでしょう?
僕にとって、それはクランクベイト❗️です。
バスフィッシングを始めたての小学生の頃からクランクベイトは持ってたし(釣れてはいなかったけどね)、経験無くてもクランクベイト=ブラックバスというイメージがあったと思います。
僕が初めてクランクベイトでバスを釣ったのは、ハイスクール時代、スタッテン島にあるJack’s Pondという池でした。使ったルアーはコットンコーデルのBig O.
初めて50cmオーバーのバスを釣ったのは、28年以上前の事。
今は無きアメリカの低価格デパートチェーン、K-Martで買った
ラパラのDown Deep Rapalaをレンタルボートから岬に数投しました。グリグリ潜らせて、底に当たったと思ったらストップを何回か繰り返し、当たりが無いから じゃ、次の場所に移動しよう!とエンジンをかけ、ダメ押しのラストキャストをしたら「ゴン! 」とヒット! 初の50cmオーバーはブリブリ太った52cmでした。^ ^
今思うと、同じコースに何回もルアーをしつこく投げてたから、近くにいたビッグバスがイライラしたんではないか?と思います。
それをヒントに同じ様にクランクをリトリーブする事は毎回は無いけど(もっとやるべきかな?)、
クランキングをやってるうちにわかって来たキーはいくつかあります。
そのキーとは?
・ちゃんとまっすぐ泳いでくれる、チューニング可能なクランク選び
・クランクベイトのダイビングレンジの把握
・バスが高確率で複数いる大場所を探す(岬、メインレイクのウイードエッジ、かけあがり等)
・ベイトフィッシュがアクティブな場所(レンジの把握)
・カレントと風
・ハードボトム
・タイミング!
・天候(晴れでもOK)
これらの条件を満たしていれば、かなりの確率でバスがクランクベイトで釣れます。タイミングが合えば、ナイスサイズのバスが1箇所で何匹も釣れる事もある。ちょっと前にあったローカルトーナメントでは、50cmオーバーのスモールマウスバスを含む4匹で13ポンド以上というクオリテイーの高い釣りが出来ました。その日は上に記載した条件が全て満たされてたんです。^^
その時に使ったヒットルアーは、ボーマーのファットフリー・シャッドのチャートカラー。
最近こだわって使ってるクランクベイト。
上からBagley DB3、Strike King 5XD、RapalaDT 16。普段は定番のノーマンDeep Little N もしくはFat Free Shadをメインに使うんだけど、今年は水位が高いのでもっと深く潜るモデルを選んでます。
タックル。奥が深いけどシンプルに!
タックルに関しては、結局は自分がクランキングしやすい物を選んでます。細かくここで書くと長ーくなるし笑、クランキングのシステムをわかりやすく説明すると、7ft以上のバレにくくロングキャスト出来るロッド。あまり硬めのファーストテーパーだとバラシが多くなります。ただし、ウイードが多い場所ではグラスだと切りづらいので僕はアメリカ製のミデイアムアクションのコンポジットロッドに6.3:1もしくは 7:1のギア比のベイトリールを使ってます。
ライン
ラインは8ー14ポンドのナイロンもしくはフロロを状況に合わせて使ってます。フロロのほうが根ズレに強いのはわかるけど高価だし、長年ナイロンで問題無く使ってるし安価なので巻き替えてフレッシュな気持ちで釣りした方が、僕は良い。ナイロンの適度な伸びもクランクベイトをバスがしっかりくわえるのに役立ってる気がする。傷ついたらすぐ結び直す癖はついてるしね。ガイドのゲストの方達にはしつこく言ってますが笑、ラインチェックとフックポイントチェックは超!大事です。ちなみに障害物が多いハードボトムエリアでクランキングやる時、ルアーから結構離れた場所も傷ついてる事もあるので注意!
スナップ
これは必要!ルアーチェンジしやすいのもそうだけど、ある程度大きめのやつの方が強度もあるし安心です。
ルアーリトリーバー(3種類)
ボートでの釣りは特に、これ無いとヤバいです。笑
僕は振り出し式のカスタムリトリーバーを3m以下の場所で使っていいて、それ以上は友達に教えてもらったチェーン付きのダイワのリトリーバー、もしくは自作した2オンスのシンカーにクリップを着けた物をデイープウオーターで使ってます。
バイトの種類
これはクランクベイトならではの世界なんですが、意外にシークレットです。^^クランキングを長年やってて分かったのが、活性の高いバスは浮き気味でボトムをノックする必要が無い事が多い!です。
特に風が当たってる岬やウイードエッジで来るデカバスは中層を泳いでいるクランクを食ってきます。だぶん、ベイトフィッシュも同じレンジにいて、バスのスイッチが上がってるからなんでしょう。
だから、僕の場合は風が無く活性が低そうな時は角度を変えながらボトムノックを意識して、活性が高く食い気のバスがいる時は中層をスピードを変えながら釣っています。
ワイフもクランキングの練習中にナイスサイズのスモールマウスバスをキャッチ。色んなレンジを効率よく探る方法を覚えてくれました。^ ^
最後にショートデイスタンスでもある程度の水深を効率良くクランキングする方法を説明しますね。^^
普通はある程度の水深をクランクベイトで探る時はそれなりに潜るクランクベイトでロングキャストが絶対条件なんだけど、岸際のカバーやストラクチャーの下にさっさと潜らせたい場合は単に普段より潜りやすいクランクベイトを選べばいいんです。
例えばロングキャストで3m潜るクランクを僕なら岸際のカバーが2mの水深にある場所でショートキャストで狙える。直ぐにボトムに到達するなら若干そこでリトリーブをスロー気味にしたり、ロッドを少し上に構える事で根がかりを防げます。
アメリカでバスフィッシングを長年やってると、自分のスタイルや好みが出来てきて発想も豊かになる気がします。もちろん、シークレット的なテクニックや爆発的に釣れるメソッドを自分でキープ出来る事はなかなか無いんだけどねー。それでもここ数年は自分なりのクランキングでそれなりの結果が出てるし、ローカルのアメリカ人でさえ「このレイクでなんでそんなにクランキングで釣れるんだ!?」と聞いてくる人も意外と多いんで、しばらくは大人しくやってようかな?😁