ダメな質問メールを ぶった切ってみる | レッチリ系スラップベースを軸にセッション・作曲・アレンジを楽しもうby淳ちゃんねる

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レッチリ系のスラップベースのエッセンスを吸収し、自分のアドリブ演奏やフレーズ作りに取り入れるためのセミナー活動をしています。

Web講座を展開している手前、

毎日ベースについてたくさんのメッセージをいただくんですが、


今日は
『ダメな質問メール』について 切ってみます。



例えば、

『ハンマリングが上手く鳴らないんですが、何か改善策はありませんか?』

という質問メール。


これは、かなり困ります。



正直 そのメール一文だけでは、
状況が全くわからないので 何とも答えられません(苦笑)


サッカーで、

『シュートが入らないんですがどうしたら良いですか?』
とメールで質問しているに近いです。

・単に練習不足なのか?
・フォームが崩れているのか?
・メンタル面で弱いのか?
・もらうパスやアシストが悪いだけなのか?
・相手のディフェンスが強固なだけなのか?
・チームの連携が悪いだけなのか?


考えられるアドバイスは、無限に生まれますよね。


現在の、あなたの状況について
もっと言ってもらわないと、

メールではアドバイスのしようが無いのが本音です。




結局、
こういう質問メールをしちゃう人は、
「自分が一番損している」
ということになります。


なぜかというと

せっかく質問をできる相手がいるのに、

文章が全然伝わってないから、
貰えるはずのアドバイスを貰えないんですよ。


機会損失です。



僕の方も、答えようが無いので

・「もっと詳しく状況を教えて下さい」と返すか、

・「この動画を見れば 網羅的に解説しています⇒(ビデオ)」


などと返すしかありません。



それって、時間のロスですよね。



「教えて下さい!」

「状況が分からないので、もっと状況を詳しく教えて下さい」

「こういう状況です」

「それなら、こう練習して下さい」


ここまで、お互いに倍の時間と手間がかかっています。



申し訳ないけど、

僕も、たくさんの受講者さんに講座提供しているので
そんなに時間を取れません。


それでも、毎日かなりの数のメールに返答してます。
(苦じゃないので)


むしろ質問はどんどん送ってほしいとは思っています。



多くの人が 壁にぶつかる部分を、

僕は解説ビデオにしたり、
講座プログラム化したりしているので


常に受講者さんの生の声は聞きたいと思っています。



・・・が、

てきとうな文章でメールを送るというのは、

結局、
「自分が貰えるはずのアドバイスを貰えない」

という点で損しているだけなので、


一発で伝わるメールを送ってほしいと思います。



実は、一番 アドバイスしやすいのは、

自分が演奏している姿をビデオで撮影して、
そのまま僕に送ってもらう事なんです。


ビデオで見て、音を聞けば
最短最速で、一番 確実なアドバイスができますので。


(でも、そこまでやる人は ほとんどいないですが。)


自分が「恥ずかしいからビデオは送れない~」
と思ってるのかもしれないんですが、

ビデオを送って、
僕からズバズバと指摘を受けたり、アドバイスを受けるのが いちばん上達します。




最後に


僕がこういう質問メールを送るとしたら、
少なくともこんな感じで送ります。


「今ベースを始めて●●ヶ月の初心者です。

ハンマリングを練習しているんですが、
1弦のような細い弦をハンマリングしようとすると、

指が 狙った場所にうまく当たらなくて、
ハンマリングの音が はっきりと鳴りません。

どうしたら、狙った場所にうまく指が当たるようになるでしょうか?
練習方法などあれば教えて下さい。」


・・これくらいに、

可能な限り ハッキリと状況を知らせないと、

一発でアドバイスは返ってこないと思います。




何より、

本当に上達したいのであれば、

質問に答えてくれる人間に対して
全力でメールの文章を考えて送った方が


最終的に自分のためになります。



「俺はバンドマンだから、

『文章の書き方』なんて関係ないぜ!」


とか考えてると、非常に勿体ないです。