宙組トップスター朝夏まなと退団公演

神々の大地/クラシカルビジュー 観劇してきました。

今や注目度№1ともいえる演出家、上田久美子先生の新作です。

しかも私が興味あるニコライ2世一家とロシア革命を背景にした作品。

主役のドミトリー・パブロヴィッチ・ロマノフ(朝夏まなと)もフェリックス・ユスホフ(真風涼帆)も

実在の人物で、その時代のうねりに抗おうとして抗えない人々に

隠された愛を絡めた美しい物語に仕上げていて、さすが上田先生です。

だけど、やはりこの時代のことを知らないと初見で見るにはちょっと厳しいかもしれません。

登場人物が多いけど、適材適所、結構層の厚い宙組を感じさせてくれました。

 

ドミトリーが密かに愛するイリナ役の伶美うらら。

可愛いではない「美しい」タイプの彼女は、表面上は流されない強い未亡人のようで

しかし心の奥底でドミトリーへの愛を秘めるという、その神々しい美しさにピッタリでした。

そしてその二人が心を通わせる雪原でのシーン。

本当に切ない。まぁ様ドミトリーが思わず抱きしめてしまうというその所作が

キュンキュンしますよ。上田先生の作品、いくつも見ましたが本当にこういう切なさの演出が

上手すぎる・・・気持ちを隠しても隠し切れず行動に出てしまうっていうシーン多いよね?

結ばれない愛を表現させたら一番かも・・でも今回は少し弱め。涙が出なかったので。

 

皇帝一家の人々・・・・

嫁姑の仲が悪いのは史実どおりです。マリア皇太后もアレクサンドラ皇后も

男役が扮してるからね・・・迫力ありました。スッシーさんおきれいでした。

皇帝の4人の娘のうち二人しか出てこなかった・・残念。

オリガは本当にドミトリーとの縁談があったそうです。

この一家の行く末を思うと可哀そうで・・・・興味ある人は調べてみてください。

ラスプーチン愛風ひかる・・・噂通りの怪演。こんな人いたら夢に出てきそう・・

あの二人の白いカウベル女子たちもセットで怖かった~

振り切った演技ですごいよね。

エピローグのダンスがこれまた怖かったわー(笑)

 

そうそう、プロローグとエピローグが好きな感じでした。

プロローグで一気にロシアに連れていかれたような気になり、

エピローグで登場人物が踊りながら横切るのがなんだか悲哀を誘い(なんでだか?)

一つの時代の終わりを感じさせられました。

いや~、同じ劇場なのに、江戸の品川宿になったり、フランスの宮殿になったり

今回は雪原のロシアでしょう?舞台ってすごいな~

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ショーのクラシカルビジューは・・・・

うーん、なんだかトップ娘役のいない寂しさをすごく感じてしまった・・・・

フィナーレにデュエットダンスが無くて。

まぁ様の一人ダンスも良かったんだけど、なんだか男やもめっぽくて(すいません)

なんでしょう、退団ってこれまで密に組んできた相手役との別れでもあるので

そういう密な時間を過ごした二人の最後のダンス、というのが無くて物足りなかったのか。

伶美うららを1作だけでもトップ娘役としたら良かったんじゃないかな。

それは難しかったのかな(歌が・・・・〇×△)

今さら、1ファンの私が言うことでもないのですけど・・・

最後だから組子たちとの別れを連想させるシーンももちろんあったけど

なんとなく薄い感じ。これって自分の思い入れが少ないからかしら・・・(苦笑)

全般的にあまり印象に残らず、あっと思ってみたら稲葉先生・・・

確か、カルーセル輪舞曲も稲葉先生。。。どうもこの先生のショーは

私には合わないみたいです。

 

まぁ様を認識したのは、花組でダンスの上手い子がいるって

友達が注目してたから。

確かに手足が長くて頭と体のバランスがすごく良くて

ダンスももちろんきれいだなあと思いました。

(宙組ってそういえば頭が小さく身長が高い子が多いよね)

ザ・男役っていうより、なんとなく可愛い女の子のイメージがずっとあったなあ・・

まぁ様、お疲れさまでした。

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選挙の日の朝。(期日前投票しました)

そしてこれから大雨予報の朝。

恵比寿で評判の俺のbakery&Caféのお店が銀座にも出来たので

観劇前のモーニング。

場所は銀座松屋の裏です。すぐわかります。

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1階はテイクアウト用、2階がカフェになっています。

 

銀座店限定の窯出し生食をいただきました。

食パンの焼き上がりに合わせて出してくれるので

入ったタイミングでは少し待つかも、です。私たちは15分くらい待ちました。

その前に、本日のスープ。今日はカリフラワーのスープ。

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量もたっぷりで、なんだか雨の日の朝に落ち着きます。

(今、気づいたけどスプーンの置き方が逆だね)

 

おしゃべりしてたら、来ました~焼きたて食パン!

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写真ヘタ・・・・

手で持てないくらい熱々!

耳はカリっと香ばしく、生地はもっちりとしています。

シンプルだからこそ、何もつけずにいただく・・・・

味わった後は、無塩バターやはちみつをちょっとつけて。

半斤をペロリといただきました。

やっぱり焼きたては美味しいなあ。

 

1階のテイクアウトで、卵サンドと小倉サンドをテイクアウトして

観劇の幕間にいただきました。

こちらもとても美味しかった~

またきっとリピートするでしょう。

フレンチトーストもチーズトーストも食べてみたいです~

 

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26.火花

テーマ:

11月23日封切り予定の火花 試写会で見せていただきました。

芥川賞を受賞したとき、この小説を読んだのですが、

今一つピンと来なくて、、私の好きな感じではないなあと正直思ったのです。

(その後読んだ「コンビニ人間」は面白かったけど)

だからこの映画も恐らく自分から率先しては見なかったと思います。

大変失礼な話ですが、試写会だから見てみようか、という感じで。

だけど思った以上にストンと心に入ってくる映画の出来栄えでした。

いや、私に小説の読解力がないのかもしれないけどね~

売れっ子芸人の影に、夢をあきらめた芸人たちがたくさんいて

その彼らに優しい目線を送っているようなストーリー。

自分の笑いを信じ、地道に掛け合い漫才の練習をする。

袖から舞台へ出ていくときの満面の笑顔の芸人、その裏の泪が出るほどの努力を

うまくくみ取ってるなあと思いました。

芸人である又吉が自分と自分の周りをよく見て書いている小説なんだと改めて。

 

菅田将暉くんと桐谷健太くんですが

この二人はただイケメンだけでなく、ちゃんと演技力あるなあと

前々からドラマなど見ていて思ってたけど、今回の映画でやっぱりそうだったね、と

思ったわ~

二人の掛け合いの会話が気持ちよく流れて、頭に言葉がちゃんと入ってくるんだよね。

ゆっくり話して間をとって、、という会話でなくて

ポンポンと言い合う何気ないセリフがとても自然で、これって演技だと

なかなか難しいことなんじゃないかと思います。

コンビとして頑張ってきたけど、人生の転機が訪れ、解散せざるを得なくなった

スパークス最後のコンビ漫才、菅田将暉くんの見せ場ですよね~

泣きそうになりましたもん。

また桐谷健太くんは神谷が

自分の笑いにストイックになりすぎての孤独感や破滅していく様子と

その悲しみとおかしみをうまく醸し出していたと思います。

 

大きな夢を追っていた若者が時の流れと環境の変化で

その夢をあきらめなくてはならない、珍しいことではないと思います。

成功することだけがクローズアップされがちだし、

そういう成功物語の作品はたくさんあります。

でも、成功の影の物語をあえて見せて

それでも前を向いて生きていかなくてはならないし、

生きていくための光は小さくともいつまででもある!とということを

感じさせてくれた映画でした。

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