～疎外感や孤独を感じている人たちへ～

パソコン教室を営んでいる
和田基博（わだ　もとひろ）と
申します。

私が24歳の時、劇症肝炎を発症し

B型肝炎に罹（かか）りました。

その時は、就職で東京で会社勤めしていて、

実家は福岡県だったので

親元に私が倒れたと連絡が入った時は

びっくりしただろうと思います。

最初は、微熱が半月ほど続き

風邪かなと思っていたのですが、

靴下や下着のシャツに黄色いものが

ついていたので、何だろうと思っていました。

後になって、黄疸が出ていたと

医者に聞いて、症状が出たなら

病院に行くように言われたのを

思い出しますが、当時はそんなことになろうとは

思ってもみなかったのでした。

病状はB型ウイルス劇症肝炎で

病院に運ばれたときは

倦怠感を通り越して

寝ることも起きているときもきつく感じ

起き上がることさえ

できない状態でした。

麻酔で眠らされベッドで気が付いたというか

ここはどこだろうと思ったのが

4日後だったみたいです。

3カ月入院後、復帰して会社に

戻ったのですが、

それから1～2カ月ごとに

入退院を繰り返して

いました。

入院時考えていたのは

お付き合いしていた同僚の彼女が居て

結婚まで考えていたのですが

この病気のせいで結婚どころでは

無くなっていました。

余り入退院を繰り返すので

職場の席も、この先あるのだろうか？

この先どうなるのだろう、

彼女についてはどうしたら

いいだろう？

仕事はどうなるのだろうと

そんなことばかり

考えていたような気がします。

その翌年実家の母から

父が病気になったので

何とか帰ってこれないかと

母から連絡があったのです。

こちらにいても肝炎で

入退院ばかり繰り返し、

その時も入院していたので

荷物などあるからと母に頼んで

東京まで迎えに来てもらいました。

担当医にそのことを話して

退院許可をもらい、母に連れられて

福岡の実家に戻ったのでした。

アパートの荷物を業者に頼んだ後

母がどこか少し東京を見たいので

身体は大丈夫か、動けるかと聞きますので

いいよと答えると

東京タワーに行こうということになり

東京に3年半居たのに

初めていった思い出の場所となりました。

当日は、何の日だったのか

甘茶が配られていたのを

飲んだ記憶が残っています。

それと挨拶に行った新宿の店舗で会社の同僚が

帰ることになった私に会うなり

わんわん泣き出しましたので

「あんまり泣くなよ、死んだわけではないから、

また元気になったら、東京に遊びにくるよ」

と言って別れたことを

思い出します。

自分のために泣いてくれるということは、

それだけ実りのある付き合いだったと

嬉しくもあり、複雑な心境になったのを覚えています。

続きは次回以降アップしていきたいと
思いますので少しでも、
何か参考になったとか
興味があるとか
気が落ち着いたと思って下さると
幸いです。

～回想 B型肝炎の事 ～

～回想　B型肝炎の事　～