708 魔法使いルーフィ | たまふの書物語まりふ

708 魔法使いルーフィ

「そんなふうに、成敗はしても殺すまではしない、なんてのが日本人で、まあ食い物のせいもあるが」と、出雲神は言った。


絶対的な正義、なんてのがいい加減だから
そこらへんが曖昧。


だから、水戸黄門も精々殴るくらいで、殺すまではしない。




「それはそうだ。罪人だからっていつも悪人でもないし、隣人だって出来心で悪い事するぞ」と、ドイツの神様は規則の国の神様らしい発言(笑)。




「でもまあ、善人がイジメに堪え兼ねて自殺するよりは
悪人が善人になってくれた方がいいな」とは、出雲神(笑)。





「賛成してくれるのか」と、めぐの国の神様。


意外な言葉に、喜色を面に表す。



「まあ、世界中の神様を賛成させるのは無理だろう。

排他的な一神教もある。

そういうところは、攻撃する気持ちを外に向ける事で
形を保ってるからな。



とりあえずヨーロッパ侵略を抑えるんなら、アメリカと西欧、欧州連合くらいで充分だろう。心を治癒してしまうのは。


」と、出雲神は意外に融通がある。


そういえば、因幡の白兎を助ける国の神様である(笑)。



根本的に優しいのかもしれない。




そういうところは、水戸黄門とか
遠山の金さん的(笑)。




そういえば、松下幸之助は皆から尊敬されて
原田泳幸や小川隆はそうでない(笑)。



違いは、そういう愛がないところ、論理的に筋道が立っていないところだろうか。


松下だって、真似下電気なんて言われていたけれど

でも、それで皆が喜んでくれて、皆が幸せになる。

そういう優しさがあって




他のふたりはそうじゃない(笑)。


それが、本物の日本人と
そうでない人の違いだろうか。