こんにちは
某所より 「一番不思議なのは、細胞死を引き起こす放射線が、死なない細胞であるガンを引き起こす理由は?」と聞かれたので調べてみる。
とりあえず、ここから↓
誰でも分かる「がん発生のメカニズム」
がんは、私たちだれにでも起こりうる病気です。そもそも、がんというのは、なぜ、発生するのでしょうか。その仕組みは、意外に簡単です。ちょっと、ご一緒に勉強してみませんか?
まぁまぁかな。
放射線とガン発生のメカニズムについて 1つめは以前書いたこれ↓
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>>日本医科大学の太田成男教授によれば、
放射線&放射性物質(以後、放射能)は体内に入ると水分子と反応し、
活性酸素を生み出す。この活性酸素が体内のDNAを破壊する作用がある。
活性酸素は普段から1~2%が副次的に生み出され、体内では1日
10万箇所のDNAが壊されているが、ほぼ同数がまた再生されている。
ところが被曝すると 前述の作用によって活性酸素が余計に増え、
DNAの再生が追いつかなくなり壊れたDNAがガン細胞を生み出す
というわけだ。
※今回の記事には新たに放射線が関係するとみられるガン発生のメカニズムを紹介したい。
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2つめは DNA切断論
遺伝子はタンパク(生物の重要な公正成分)の設計図。この遺伝子の実体はDNAと呼ばれるもので鎖状に連なっていて、簡単に切断されないように螺旋状にねじれているが、放射線で被曝するとDNAが切断されることがある。こんな感じ ↓
※図は太陽からの紫外線照射によって破断されたDNA図。
紫外線は電磁波の一種だから厳密には違うけど理屈は同じと判断。
細胞内には切断を修復する機構があるが、線量が多いと修復が間に合わない。
そうすると細胞はアポトーシスを起こす。
アポトーシスとは?いわば細胞の自滅(自発的な死)のことで、
オタマジャクシが蛙になる過程で尻尾が消滅するでしょ?アレですよ。
放射線が健全な細胞のDNAを切断し自滅させる要因をつくるのだが、
自滅せずに生き残る突然変異体がガン細胞になる。 実際ガン細胞はガンを誘発するタンパクを作り出し、周りの細胞をガン化させる特色がありアポトーシス(自滅)もせず増殖を続ける。 詳しくは↓
http://www.gakkai.net/KRI/p-x.html
※最近ではガン細胞に自滅を促す化合物で治療しようという試みがある。
医学も日進月歩だなぁ
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3つめはミトコンドリア老化論(懐かしい響きだww)
ミトコンドリアは細胞内の発電所ともいえ、生物の脂肪代謝や、
エネルギー代謝、呼吸、遺伝子情報伝達に関わる細胞内構造物です。
ミトコンドリアは人体の酸素の90%を消費するのだが同時に活性酸素も出す。
自分が排出した活性酸素で自分がダメージを喰らい、
さらに活性酸素を放出する悪循環に陥る。
ここに放射線が当たると活性酸素発生に拍車がかかる。
活性酸素はミトコンドリアのDNAも破壊し同時に
自らが収まっている人体細胞を老化させ、ガン細胞化へと変異させる。
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/aging/doc3/doc3-031.html
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まとめ
①放射線と反応した水から出た活性酸素がガン細胞を攻撃。
②放射線がミトコンドリアのDNA、人体細胞のDNAを切断し
突然変異のガン細胞を生み出す
③活性酸素によりミトコンドリアが老化。細胞自体も老化。
※このうちの”どれか”ではなく複合的に起りうる。
増殖するガン細胞に対し、自然な状態の細胞は老化・自滅してゆく。
自分が調べた【放射線がガン細胞を発生させるメカニズム】としては
これが主な原因ではないかと思います。
最後に・・・・
人体の中では何千という細胞が死に、生まれています(際限はある)
ガン細胞も何千と生まれ、キラー細胞によって消滅しています。
ガン発生の原因は放射性物質だけではなく タバコ、発がん性物質、
ストレスも影響している。 放射能ばかりに気をとられてはいけないということです。