東北地方で11日午後2時46分ごろ、強い地震があった。
気象庁によると、宮城県北部で震度7。震源地は牡鹿半島の東南東130キロ付近の三陸沖で、震源の深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)8・8と推定される※後に9.0に修正される
この地震により本日16日現在に至るまで死者・行方不明あわせて1万人を超えるであろう未曾有の惨事となりました。
地震と津波によって失われた尊い命のご冥福をお祈りいたします。
僕は津波が押し寄せた八戸市の出身です。
あの映像が流れた時、血の気が失せました。
八戸や岩手の三陸地方は地震銀座と呼ばれるくらい地震が多発する地域で
半年に必ず1~2回は震度2~3の地震が起きます。
津波も毎回50㌢~80㌢くらいは来ました。
しかし今回は3~4㍍と桁が違います。
真っ先に思い浮かんだのは、津波が押し寄せた館鼻漁港の裏手で
自動車整備工場を営んでいる友人と父が残してくれた家です。
父も母もこの世にはいませんから家は無人なので命にかかわる心配はない。
でも諦めと不安でしばらくはブログも書く気になれませんでした。
友人とも連絡がとれず、3日たってやっと声を聞けたときは本当に嬉しかった。
日が経つにつれ岩手、宮城、福島の被害がわかると
自分はまだ幸運だったのだと思い知らされました。
『 地獄 』それ以外思いつく言葉が見つかりません。
地球史上4番目の地震。 その被害をもたらしたのは津波であることは皆さんの知っているところです。
津波で亡くなられた方々の名誉として申しあげたいのですが
岩手沿岸部にお住まいになられていた方々は
毎月のように避難訓練をされていました。
防波堤は高く水門もあったのです。しかし今回の津波はそれを遥かに上回る高さで、しかも最初の波が押し寄せたのは最短で40秒だったといいます。
いつもなら震源地はい1箇所に対し複数の箇所で発生した地震によって三陸沿岸だけでなく宮城、福島の3県に跨り広範囲に津波が発生しました。
この惨事に同盟国のアメリカ海軍が救助の手を差し伸べてくれました。
自衛隊も10万人体制で救助にあたってくれています。
それは16日現在も救助と福島原発の鎮静化に務めてくれています。
しかし、復興が始まったとはいえ道はまだまだ遠く
ゴールが何処にあるかさえわかりません。
いま私たち日本人が試される時です。
一時的な支援では復興は出来ません。永続的な支援が必要なのです。
皆さんにお願いします。
どうか「 充分だろう 」とか「 もういいだろう 」などと言わず、長期的に支援するという気持ちを忘れないで欲しいのです。
なぜなら 経済はまわっています。 日本のどこかで流れが止まれば
全体に影響が及ぶのです。
逆にいえば復興が進めば全体が強くなれるということです。
どうか御支援のほどを、どうか御協力のほどをよろしくお願いいたします。