帰宅なう。


それでは続きをば。


帰宅途中にルーマニアちゃんの名前を思い出した。


たしか、アンナマリーだったはず。 以降アン。


アン「 女性、少なくとも私が求める権利は 決定権よ 」


自称文化人を気取ってマスメディアで


キレ気味に怒鳴っているオバハン連中の主張と


同じものが来ると身構えていた僕にとっては以外な言葉だった。


僕「もう少し詳しく説明してくんない?」


アン「子供にとって父親と母親への想いの違いは、それぞれに接している時間に比例する。


逆にいえば、父親は外に働きに出ているぶん接する時間が短い」


僕「 はぁ・・・まぁね。」


アン「だから、子供の個性や癖とか(家の中の事)は母親のほうが良く知っているの」


僕「だろうね」


アン「たとえば!私が子供の為を思って教育する(しつけ)、


カーテンを替える、家具の位置を変える(以下省略)」


アン「ところが!男性は家の主というプライドから


必ずどれかに文句をつけるの! 『なぜ相談しないんだ』ってね」


僕「あははは、あるね。あるある」


アン「 『相談したわよ!なのにアナタったら【君に任せるよ】


とか言いながらイザとなったら【相談しろよ!】ですってぇ!?』


まるで役立たずの上司みたいよ。」


アルコールが入ったおかげでレッドゾーン突入。


つまり、彼女の『男女平等』とは・・・


【連絡や相談は必須事項ではあるが、


男性の許可を必要とすることなく決定することができる権利】


ということです。


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意訳ではあるが、彼女の主張をまとめると・・・


1、男女はもって生まれた特性から、それぞれ役割が違うのは当然。


2、にも関わらず女性(母親)」が決める事柄にまで男性(父親)


 が割り込んできて勝手に・一方的に決めるのは良くない。


3、互いの領分を理解し協力しあえば物事はスムーズに行く。


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文章にすると内容が【当たり前】のように聞こえてしまい伝えるのが難しいけど、


ニュアンス的にはこんな感じ。


でも、当時の僕としては海外の女性って意外と保守的なんだなぁ


と思うと同時に、自分が家庭を持った時に


夫として父親としてわきまえておかなければならない事だよな・・・


そう実感する”目からウロコ”な話だった。


アンとは2回ほど食事をしただけです。わりとすぐにルーマニアに帰ってしまいました。


ロマンスなんざこれっぽっちもありやせん。


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国内のマスメディアは


「男女平等!男女同権!」とか言ってるけど、それをきちんと説明できる人いる?


同じ仕事で同じ時間 稼いでいるなら、男も女も同じ給料でいいとは思う。


だけどさ、まるで違うのに差別だ!はおかしいだろう、常識的に考えて。


しかも責められると


「女心を判ってない! 男と女は違う!男は女を守るべき!」


いったいどっちだよ・・・と


女性の権利や地位向上を 一番阻害してるのは 実は女性なんじゃないのかな?



僕はアンの話を聞いてそう思いました。