高校生の時、友人のK君と観に行った００７のパンフレット。価格を見ると、「ムーンレイカー」は３００円ですが、次作の「ユア・アイズ・オンリー」は４００円に値上がりしてます。K君とは花園町のバス停で待ち合わせした記憶です。映画館は、スカラ座か映劇だったかな？有楽座だったかもしれません。K君はいわゆる方向音痴で、暗い映画館から出ると、あらぬ方向へ歩き出すのです。私が「そっちじゃない！」と言っても「いやこっちだ！」と言い張り、仕方なく後を付いて行くのですが、結局、「こっちじゃない」となり元へ引き返すのでした。これは恒例でした。ジャッキー・チェンの映画を観た後は、私がカンフーの攻撃を受けるというのも恒例でした（笑）。さて、「ムーンレイカー」はジェームズ・ボンドが宇宙空間で戦うのが見せ場でした。当時は空前のSFブームでしたので、不思議に思わず鑑賞しましたが、今思うとやっぱりやりすぎ感満載ですね。スパイ映画というより、エンターテインメントな作品なのでした。でも面白かったです。ロジャー、さようなら。思い出の映画は心に残っています。