ザッパ・バンド完成期。個人的にはこのあたりがザッパ初体験におすすめです...

●Overnite Sensation(1973)
腕利き揃いを集めたバンドによるコンパクトな曲を集めたアルバム。
魔女との恋の冒険を描いたポップチューン"Camarillo Brillo"、
粘っこいファンク"I'm the slime"、"DIrty Love"、
突拍子も無いロック"Fifty-fifty"、"Zombie Woof"、
"Dinah-Moe Hum"と最後の"Montana"はなぜかカントリー風だが、前者はポップな下ネタ曲、後者は壮大な演奏で「モンタナ州には糸ようじの畑がある」と断言。

この時期からのザッパ、ナポレオン・マーフィー・ブロック、ジョージ・デューク、ファウラー兄弟、チェスター・トンプソン、ルース・アンダーウッドらを核とするバンドを最強の布陣と呼ぶファンも多いです。

●Apostrophe(') (1974)
前作と二枚で一組的なアルバム。
A面はシングルヒットした「黄色い雪を食べちゃダメ」に始まる「聖アルフォンゾのパンケーキの朝食」をフィーチャー。
初期マザーズで確立されためまぐるしく変わるコラージュ的な展開のお笑いソングで「エスキモーになった夢を見た…」という導入部から、いつしか物語はスカンディナビアのとある聖堂(?)における意味不明な乱痴気騒ぎへ。最後はラテン語の歌詞でラテンをやってます。
以下、新興宗教を皮肉ったブルース"Cosmic Debris"、よくわからん小曲"Excentrifugal Forz"、ジャック・ブルース、ジム・ゴードンとのジャム"Apostrophe"、ジョージ・デュークとの共作による(皮肉な)泣きのR&B"Uncle Remus"、文字通り「臭い足」についてのブルース"Stink-Foot"と、代表曲たくさんの楽しいアルバム。

なおDVDでドゥイージル、ルース・アンダーウッドらがザッパ音楽について語る"Classic Album: Apostrophe / Overnite Sensation"というドキュメンタリーDVDも出てます。ドゥイージル・ザッパによるザッパのオーケストレーションとミックスについての解説、ルースさんが『聖アルフォンゾ』のマリンバのイントロを実演するところが興味深かった。

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