こんにちは、べっさんです。

前回、次回は未定って最後書いたんですけど、こういう文章書くんやったら絶対書きたいテーマがひとつあって、これだけは書いときます。

 

この次はホンマに未定。

 
今回のテーマはオフサイド
オフサイド、わかりにくいですね。ラグビーの中でもわかりにくいんすよ。ぶっちゃけやってる方もそこまで詳しくわかってないです。
というわけでオフサイドの定義からおさらいしましょうか。
「プレーの中で形成されるオフサイドラインを超えてプレーしたら取られる反則。ペナルティキックが与えられる。」
 
なんのこっちゃ!
文章にしてもわからへんもんどないして文章で説明すんねんホンマ。
 
まあ初心者向けの教則本みたいなの読んでも、ボールの前でプレーしてはいけないとか色々書いてありますけど、まずね、オフサイドにはざーっくり分けて3種類あります。
ほんまはもっと色々あるんすけどね、ざーっくり3種類って思ってください。
 
ひとつは、セットプレーのオフサイド
ふたつめは、ブレイクダウンのオフサイド
んで最後は、キックのオフサイド
 
ざーっくりこの3種類だけ覚えてもらえたら、緑バリラグの皆さんも今よりもラグビー理解できると思うし、楽しめるんちゃうかなと思います。
 
※以下の解説は正確ではないです。おおよそのところを理解できるように噛み砕いて書いてますので、ホンマにルールに興味のある方は参考程度に留めておいてください!
 
というわけで!
 
まずはセットプレーのオフサイドいきましょ。これは一番わかりやすい。
スクラム。
昔はスクラムの最後尾(つまりナンバーエイトの後ろ足)がオフサイドラインやったんですが、ルールがかわってスクラムの最後尾から5メートル下がったところがオフサイドラインになりました。攻守ともにそのラインより後ろに待機していないとオフサイドを取られます。これはわかりやすいですね。
ほんで!スクラムのとき防御側のスクラムハーフがチョロチョロ動いてますよね。まあまあ鬱陶しいでしょアレ。
あのときのスクラムハーフはボールがある位置まで動いていいんです。そっから飛び出しちゃうとオフサイド。なんでハーフだけオフサイドライン違うねん。ね、こういうとこなんすよ。オフサイドがややこしいの😅
ちなみにスクラムに参加してるフォワードにはオフサイドありません。というよりも、スクラムが回っちゃったり、スクラムが終わってないのにスクラムから離脱しちゃったりしたらペナルティなので、オフサイドしたくてもできないんですね。
 
んで次!ラインアウト!
ラインアウトのオフサイドも、スクラムと基本的な考え方は同じ。違うのはオフサイドラインを引く基準の場所。こちらは最後尾の選手ではなく、タッチに出た位置(専門的な言葉では、タッチ出た位置からゴールラインと平行に引いた仮想の線をラインオブタッチといいます。)から攻守ともに10メートル後ろがオフサイドライン。
ラインアウトのときって、レフリーがディフェンス側に手のひらを見せて、「待て!」みたいな仕草やってるでしょ?あれやってる間はオフサイドラインが生きているので、選手は前に出られません。
ね。はいこれラインアウトに参加してない選手の話ね。
そうなんす。また違うパターンあるんです。ラインアウトに参加してる選手のオフサイドラインは、さっき言ったラインオブタッチそのものがオフサイドライン。まあこれもわかりやすいですね。オフサイドラインが選手によって違うのはスクラムで大体イメージできとったと思うんで。
ほんでやん!
ラインアウトからモールやラックができるときあるじゃないですか。これはまた後で説明するんですけど、この場合モールやラックができた瞬間に、モールやラックのオフサイドに変わるんです。しかもこの時点ではまだラインアウトは終了してないので、10メートル後ろのプレーヤーは動けないんですよ。
ややこしいっ!!
誰や考えたヤツほんま!
 
ちなみに、プレーヤーがオフサイドの位置にいたとしても、プレーに関与しないですぐに戻ればペナルティは取られません。そんなんいちいちペナルティ取ってたらキリがないですからね。相手に触っちゃったりボールに触っちゃったりしたら、ペナルティになります。オフサイドラインが解消されたとしても、そのときにオフサイドだったプレーヤーは、一回戻らないとダメです。
で、オフサイドラインが消えたら選手は飛び出してもいいんですが、オフサイドラインが消えるタイミングってのもルールで決まってます。スクラムの場合は簡単、スクラムからナンバーエイトが持ち出すなりスクラムハーフがパスアウトするなりしてボールがスクラムから出たらオフサイド解消、ディフェンスは前に出られます。
 
ほんでね、ラインアウトはこれ解消のルールも微妙にややこしいんですよ。何回ややこしいって書いてねんおれ。
まずラインアウトから直接パスアウトされた瞬間。ジャンパーがボール取ったらそのままスクラムハーフにぽいって渡してるときあるでしょ、あの瞬間オフサイド解消。
んで、ラインアウトには15メートルラインっていうのがあるんですけど、タッチラインと平行に5メートルと15メートルのところに目印程度にちょんって線引いてあるでしょ。アレ。あれをボールが越えるとオフサイド解消。つまりラインアウトでボールを投入する人が大きくボールを投げて、15メートルラインを越えた瞬間オフサイド解消するので、ラインアウトに参加していないプレーヤーが走りこんでボールを取るサインプレーも可能になるんです。
それから、モールやラックですべてのプレーヤーの足がラインオブタッチを越えた瞬間。
はいもっかい言います。
ややこしいっ! 
まあこれについてはさっき書いたように、レフリーが「待て!」ってしてるんで、そこを見てもらえれば。
 
あと余談ですけど5メートルとか10メートルのオフサイドラインとかどうやってわかるのかというと、ディフェンス側に立ってるアシスタントレフリーの位置みればわかります。アシスタントレフリーは歩測で5メートルとか10メートルとか測ります。ちなみにべっさんは1歩で80㎝ぐらいをほぼ正確に測れます。
 
んでなんでディフェンス側ばっかりオフサイドうるさいんかというと、オフェンス側って気持ちに余裕があるし、その5メートルとか10メートルの距離を基準にアタックを組み立てるのでそうそうオフェンスが飛び出すことはないんですよ。あと基本的にはスクラムハーフがパスアウトした瞬間にオフサイドラインが解消されるので、レフリー的にはディフェンスが飛び出しさえしなければオッケーなんす。
 
まあね、こんだけややこしいオフサイドなんですけど、ただでさえ身体の接触が多くて危険が伴うラグビーっていうスポーツをね、その魅力を維持したままできるだけ安全なスポーツにしようって知恵をしぼってくれた先人たちの努力の結晶なんで、ややこしい!って目を逸らさんと、ちゃんと覚えてもらえると、なるほど~ってなると思うんです。
仮にオフサイドがないと、アタックのプレーヤーは常に至近距離からタックルぶちこまれるんで、まず相手を抜けないし、どのタイミングでタックル来るかわからんからメッチャ危険ってなるんで、オフサイドは大事なんです。
 
長くなったので、ブレイクダウンとキックのオフサイドについてはまた次回。早ければ明日!
では!