さて、何故市役所を辞めたのか？後々これが付き纏ってくるのですが、、。
当時はまだ、男女機会均等法などもなかった時代。来客時のお茶入は女子の仕事。
会社では、○○ちゃんと呼ばれ、「ウチの女の子は」で括られ、
一言目には「結婚しないの？」「いい人、見つかった？」
私も「安定した結婚生活」を目指していたので、これらの発言は苦にも感ぜず、寧ろ「いい人いたら紹介して下さいよ」で返していました。
しかし、ここの職場の風土なのか？はたまた、ここの職場の女子の定説なのか？
お相手を見つけると結婚を期に退職する風潮が、実しやかに囁かれ、何となくその流れに乗っていくのです。
私も、単純にその流れに乗っただけなのです。
その後、すぐに結婚したのか？というとそうではなく、ダラダラと日々を過ごしていました。
周りの家族はそうはいかないようで結婚を急き立てました。が、二人共若かったせいもあってか焦ることもなく、お互いに生返事を繰り返していました。
当時、私は２４歳、彼は２７歳。
そんな時、知り合いから会社募集の件を聞き、結婚までは働こうか的なつもりで何げにはいった会社。
まさか、この会社に２０数年居座るとは想像もしていませんでした。