【学名】Rosa banksiae‘Lutea’(ロサ・バンクシアエ・ルテア)
【別名】Rosa Banksiae Aiton ロサ・バンクシアエ 蓮垂薔薇 しだれイバラ
【(Sp=原種・野生種)】 【原産地】 中国(西部、中部)
春一番に咲くバラです。東京では4月下旬ごろから咲き始めます。
原種ですが野生種が見つからず、由来は不明。
日本には享保年間(1716~36年)に渡来。江戸時代頃より日本で栽培されていました。
白色のモッコウバラの変種。最近では黄色種のほうが流通していて、モッコウバラといえば黄色種のことを言うようです。
黄木香(キモッコウ)=ルテアは秋篠宮眞子様の御印にもなっています。
【名前の由来】
中国原産種で、キク科の多年草の木香の香りがするのでこの名前が付いたが、キモッコウには匂いがなく、白花のほうが香る。
種名〔banksiae〕はイギリスの植物家のバンクス氏に因んで。
【特徴】
枝にはとげがなく、生育は旺盛。暑さにも強く、病気もなく少ない。
地植えにすると、大きく成長し、放任していても育ちます。
細い枝にも花をつけます。
花径2~3cm。10輪前後の花が房状に咲きます。花期は白モッコウより黄モッコウの方が早く咲き始めます。
黄花のほうが多花。
【育て方】
地植えの場合はあまり手間をかけなくても花が咲きます。
基本的には剪定はしない。
花芽の形成時期が8月末までに行われるため、それ以降に剪定をすると、翌年の開花数が少なくなってしまいます。
モッコウバラは成長がはやく根もどんどん伸びるので、鉢植えは根詰まりに気をつけましょう。
行灯仕立ては成長は極めて速いので、形を保つのが難しいかも。