[1日1カクテル354杯目]
昨日は昭和に流行ったカクテルをご紹介しました。
今日は昭和生まれのカクテルを。
《キスオブファイア Kiss of fire》
●スタンダードレシピ
・ウォッカ1/3
・スロージン1/3
・ドライベルモット1/3
・レモンジュース 2dashes
・(砂糖 適量)
→材料をシェークし、縁に砂糖をつけたカクテルグラスに注ぐ
このカクテル昭和28年(西暦1953年)に誕生したカクテルです。
名古屋で行われた日本バーテンダー協会主催の第5回オールジャパン・ドリンクス・コンクールで1位になったカクテルです。
考案したのは東京のバーテンダー石岡賢治さん。
この頃、ルイ・アームストロングが「キッスオブファイア」という曲が大ヒットをしていました。
その曲にあやかり誕生したカクテルです。
スロージンとドライベルモットが合わさり複雑な味わいになります。
そこに少量のレモンが入ることにより味を引き締めてくれます。
グラスの縁に砂糖をつけることにより、グラスに口を近づけると甘さが感じられます。
よく考えれていますね。
さて、このカクテルが考案された昭和28年。
この年を調べてみると色々とあった年でした。
この年、今のシャープが国産テレビを初めて発売し、2月にNHKがテレビ放送を始めました。
歴史の教科書に出てくる「バカヤロー解散」。
KDD、東洋水産、永谷園、JALが設立したり。(どこも当時の名前は違いますが)
「となりのトトロ」の舞台もこの頃だそうです。
今後、今年を振り返るとこれまた色々とあった年だと思うのでしょうね。
まさかこの年に禁酒法的なものがあるとは。
将来令和3年が舞台の映画やドラマを見るのが、ある意味楽しみです。
どんな風に描かれるんですかね。
それでは今晩も良いお酒を。
埼玉県まん延防止等重点措置による酒類提供自粛要請にともない5/11まで休業いたします。
またお会いできるのを楽しみにしております。