殺害動機を綿密に探っていくミステリーを読みました。

東野 圭吾  著

『悪意』

人気作家が家の仕事場で殺された。

第一発見者は、その妻と被害者の幼なじみである野々口!

犯行現場におもむき、推理し逮捕された犯行が決して語らない動機とは?

いがいに最初の方に犯行がつかまり、そこから殺人犯が残してある手記と刑事の記録が、行き詰まる攻防戦に。

子供の頃に経験した学生時代のイジメ!

今もなくなる事のない悪意の行為。

人間にすむ底からの根本的な驚異。

作中にでてくるセリフで

『恐ろしいと思ったのは、暴力ではなく、自分を嫌うものたちが発する負のエネルギーだ。』



わしも学生時代に超いじめっこやったから、わかるが、自分自身が弱い生き物なんで、相手にひどくあたりちらし、見せ物のごとく他のライバルに見せつけ、その腐った地位を見せびらかす。

誰しも強い人間は、そうそうすくない。

腐った自分を変えるのは、家族の一言や、その場の友人達の努力なんやなっと、改めて考えさせてくる小説でした!


ガキの頃のわしは、ほんの遊びていどでいるつもりでも、相手にしてみれば、ひどいイジメなんですね。

言葉が軽くとらえられると思いますが、反省し謝罪します。