柔道史上最強の男の栄光と挫折を書いたドキュメンタリー。

増田 俊也 著

『木村政彦は、なぜ力道山を殺さなかったのか  下巻』

15年間無敗の最強男が、プロ柔道団体を師(牛島 辰熊)と立ち上げるが、選手としては超一流の強さがあるが、

試合の興行等が上手くなく、師匠牛島との間に亀裂が生じ決裂!

木村が団体から引き抜いた二人を引き連れハワイやアメリカでプロレスをこなしていく。

この裏切りにとれる行為には、木村の妻、斗美の病を治す治療費を稼ぐため渡米している。

アメリカ本土でも木村の強さが際立ち、遂には地球の裏側のブラジルへ

あのグレイシー柔術の創設者

『エリオ・グレイシー』との世紀の一戦に挑む。

YouTubeでめもみたんやが、木村政彦の桁違いのパワー&身体の素早いキレ!

めちゃめちゃ強いですわ。

エリオをヘッドロックで押さえ込むシーンでは、あまりの怪力にエリオグレイシーの両耳からの鮮血が・・・

それでも流石にグレイシー!

あの有名な木村ロックで腕を折ってもギブアップしてないんです!!

それも凄すぎますね。

アメリカ、ブラジル遠征を成功で終え、日本に帰国。

プロレスの世界で元大相撲関脇の『力道山』とタックを組

世界チャンピオンのシャープ兄弟とのタイトル戦をこなす中で、八百長疑惑や、各レスラーご贔屓のタニマチにも面目をたて、

鬼の木村自身も金、酒、女に溺れと戦う術をなくしていく。

常に真剣勝負にこだわり続けた男の歯車が崩壊していく中での力道山との頂上対決!

視聴率100%全国民が大注目のなか、力道山の前に完封なきまで叩きのめされ、血へどを吐き

表舞台からすがたを消す。

鬼の木村は、何故負けたのか?

戦後の格闘技会最大の謎を追求した渾身の作品でした!