本格的に横浜も暑くなりはじめ、
お客様がお飲みになるカクテルではモヒートやジントニック
ウィスキーではソーダ割にしてお飲みになる方も増えて参りました。
そういうことなので、今日は常夏の国キューバから
ラムのご紹介です。
【ハバナクラブ】

バーに置いてあるラム中でも、バカルディラムと肩をならべて
定番中の定番のキューバハバナ産のラム。
そもそもラムというのは、
どういったスピリッツかと説明いたしますと。
サトウキビに含まれる糖を用いて発酵し、蒸留して作られる蒸留酒。
主な原産地は西インド諸島。
日本における「黒糖焼酎」とほぼ作り方が同じですが、
黒糖焼酎は麹菌を用いて製造をするため、酒税法上は別のもの。
このハバナクラブは1878年にハバナのアレチャバラファミリーの手によって生み出されたキューバを代表するラム。
そのラベルに描かれている女性の像は、「ヒラルディア」という
女性。永遠の若さを求めて旅立った水兵である夫を、ずっと港に立ち待ち続けたという伝説から、いまでもハバマ港にブロンズ像として残されています。
ハバナクラブは、一時1960年のキューバ革命のおり、
全ての施設が国有化されることになり、
アレチャンバラファミリーはスペインに亡命。
一時はキューバからハバナクラブブランドは姿を消すことになるのですが、1966年から再びキューバのラムとして復活。
定番ラムとしての地位を築くことになりました。
ハバナクラブはライムを絞ってロックで飲むのはもちろんのこと
ダイキリ、モヒートのようにカクテルのベースとして幅広く楽しむことができます。
今宵はそんなお酒の歴史に思いを馳せながら、
ハバナクラブを使ったカクテルを召し上がってみてはいかがでしょうか。
