最近のニュースなんか見ると、悲しー事件なんか多くて、親殺し、子殺し、散歩コースに毒の入った餌巻いたり、全くとんでもないことばかり…。
 で、思い出したのは川端康成の小説で、「美しい日本の私」という本の中に、一休さんの掛軸のことが書いてあり、とても印象深かったので、メモをしておいたのを思い出したわけです。
 川端康成は一休さんの真筆の掛軸を二復もっており、そのうちの気に入っている方を本に紹介しておりました。
     
        =仏界入り易く、魔界入り難し=
 
 いろいろな受け止め方があるようですが、私が解釈するに、「いいことをするのは簡単だが、悪いことをするのは本当に難しい、勇気がいることだ。」と思ったわけです。
 悪いことをするのは難しいというのは、ためらいがあるからこそ難しく、人を殺めたり、盗みを働くということは、ある意味勇気がないとできないことで、今の世相を見ると、この言葉が重く感じられます。
 本当にためらいがない人が多い。
 どうか、悪いことする前にこのことを思い出してもらいたいものです。
 知らない人も多いと思うので、福田総理、つまらん法案出すより、こういったことを演説していただきたい。
 と、思います。チャンチャン!