9月には、枚方の未来「市民の笑顔」の姿を市民に示すこと!
枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
2月25日(金)、枚方市議会は、令和4年3月定例月議会の初日、令和3年度補正予算案が審議されました。私の質疑をまとめました。
何を訴えたかったのか、その内容の要旨をお伝えします。
【債務負担行為】枚方市駅周辺民間活力導入可能性調査委託:100万円
「④⑤街区のまちづくりの考え方(骨子案)」などを基に「サウンディング型市場調査委託」を実施する
9月には、枚方の未来「市民の笑顔」の姿を市民に示すこと!
④⑤街区の方向性を集約に向かわせようとしているか?
枚方市駅周辺民間活力導入可能性調査委託、サウンディング型市場調査というものが、具体的に何をしようとしているのかということを聞きたい。端的に言って、コンテンツ(案)をたくさん募集して、拡散させようとしているのか、具体的に案を示して集約させようとしているのか?
併せて、昨年7月9日の全員協議会での私への答弁では、「④街区の民間活力導入エリアの魅力を高めるコンテンツについて、12月を目途に案をお示しする。」とされたが、今回の市場調査は、その答弁にあったコンテンツ案に向けてのどの部分に当たるのか?
この市場調査により、9月を目途に「④⑤街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)」を示す
今年度に④街区の市有地を有効活用した民間活力導入エリアに誘導・誘致する機能や施設などに関して、市民や関係者などのご意見をお聞きしながら、④⑤街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(骨子案)を取りまとめている。今回の補正予算に伴うサウンディング型市場調査については、本骨子案に示す多世代交流が促進される複合的な都市機能の誘導やウォーカブル機能の中心となるシンボリックな大空間の創出など、市の目指すまちづくりの考え方に基づき、民間事業者から具体的な提案や意見などを求め、民間ノウハウやアイデアなどを得ながら④⑤街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)を整理していく。
昨年12月に明らかにする予定だった「④街区のコンテンツ(案)」を示す時期は未定。
また、今回の調査については、本骨子案で示すまちづくりの考え方の実現性や魅力をさらに高めていくためのもので、これら調査結果を踏まえながら新たな土地利用や誘導するコンテンツの考え方を整理していく。
他の議員への答弁を含めて理解すると、この市場調査は、9月を目途に示される「④⑤街区の市有地を有効活用したまちづくりの考え方(案)」に向けてのステップしていきたいということと理解した。また、昨年7月に私の質問に答弁した時点から、「コンテンツを示す」ことについては、大きく遅れているということも併せて認識した。(質問にストレートに答えていないことについては、残念(●`ε´●))
市長の言う「まち」の実現に近づいているのか?「まち」への思いは、変わっていないのか?
2回目は市長に聞く。
昨年の市政運営方針で市長は、「特に枚方市駅周辺再整備は、本市の将来を担う最重要課題であることから、全庁一丸となり進めます。」と述べられたし、代表質問の答弁では、「④街区は、魅力ある市駅周辺再整備を実現していく上で中核となる重要なエリアであると認識しており、その実現には並々ならぬ想いをもって成し遂げる決意で、そのために、まちの魅力を高める施設の誘導などを加えた一体的なまちづくりにより、市内外からさまざまな人やモノが集い交流する「まち」の実現に向けて取り組む」と答弁された。
市長は、今回の補正予算による市場調査を実施していくことで、市長の言う「まち」の実現が、より具体的なものになってくると考えているのか、その「まち」への思いも含めて、見解を伺う。
今回の市場調査で「まち」の実現性をより高めていく。実現に向けた決意を強く持ち続けている。
枚方市駅周辺再整備の実現については、コロナ禍であっても本市の重要政策の一つとして、20年、30年先を見据え、その実現に向けた決意を強く持ち続けている。
その一環として、今回のサウンディング調査を実施し、民間事業者に提案や意見をお聞きしていくことで、実現性をより高めていくことが出来るなど、取り組みを着実に進めていく。
市長は『「まち」への思い』を、しつこく、熱く、語ること!
「まち」思いを、しつこく、熱く、語ることなしに、この大仕事は成し遂げられません。今年度、昨年の市政運営方針で市長が語ったように、本当に「全庁一丸」となって進められてきたのでしょうか?
9月には、枚方の未来「市民の笑顔」の姿を市民に示すこと!
この市場調査を踏まえて、④街区が「魅力ある」「賑わいのある」街になり、枚方市駅周辺での賑わいをリードし、枚方市全体が更なる新しい時代の発展を遂げ、市民が笑顔でイキイキと暮らしている姿を、9月には市民に提案してください!
これまでの私の発言
2021年11月24日 総務委員協議会にて、「市民や来訪者がワクワクとするような期待が持てる広場や歩道に!」と訴えました。
2021年7月9日 全員協議会にて、「枚方市駅周辺再整備は、枚方市にとって、何のため?誰のため?目的をはっきりとさせよ!」、「市の責任と覚悟と戦略が感じられる熱い言葉で、枚方市の未来を語るべき!」と訴えました。
2021年5月28日 総務委員協議会にて、「10年後、20年後の枚方市はどうあるべきか、夢のある話を熱を持って語れ!」と訴えました。
2021年3月5日 令和3年3月議会代表質問にて、「④街区のまちづくりに向けては、市民合意の努力がさらに必要!」と訴えました。
2020年12月4日 全員協議会にて、「10年後、20年後の枚方をイメージし、誇りある街に!」「「民間活力」という言葉でなく、市の責任と覚悟と戦略が感じられる言葉で語るべき」と訴えました。
昨年7月の私の質問への答弁によると、④街区の「コンテンツ(案)」は12月に示されるはずだったのですが、結局はいつ示されるのかは不明。今回はその道筋をつけるための市場調査をするらしい。質問した議員にも特段の説明はなし。それは、怒ります。残念ながら、いくら怒っても、少しでも早くなる訳ではない。必ず産みの苦しみはあるのだが、答弁が素直でないことがまた腹立たしく感じられる。これは解決してもらわなければなりません。「一人ひとりの市民の笑顔のために!」と考えるのなら、しっかりと分かりやすく誠意を持って質問に答える。その素直な心がなければ、また暗礁に乗り上げるのではないかと思います。こちらはこちらで考えていかねば。