枚方市議会議員 ばんしょう映仁です。
3/5に行いました令和3年3月定例月議会の会派を代表しての質問をまとめます。
項目が多いので、分割してアップしています。
④街区のまちづくりに向けては、市民合意の努力がさらに必要!
先日の全員協議会では、来年度に、市民や市議会など多方面からの意見を踏まえ、大ホールや職員会館などの跡地となる④街区の土地利用の新たな土地利用の方向性を取りまとめるとの説明があった。
枚方市駅周辺では、今年の9月には枚方市駅北側エリアに総合文化芸術センターが開館することで文化芸術の拠点が誕生し、③街区のまちづくりも進んでいます。そうした中で、④街区をどのような街にしていくのか、市民の期待にどのように応えていくのかということへの説明が求められています。
そこで、市長が目指す④街区のまちづくりとはどのようなものか、その思いを聞きたい。
枚方市駅周辺再整備に係る④街区のまちづくりに対する想いとしては、私としましても、議員ご指摘の通り④街区は、魅力ある市駅周辺再整備を実現して行く上で中核となる重要なエリアであると認識しており、その実現には並々ならぬ想いをもって成し遂げる決意を持っている。
そのため、現在ニッペパーク岡東中央が担っている賑わいや憩いを創出する機能を拡充するとともに、②⑤街区のまちづくりなどと連携してシンボリックな駅前の大空間を創出しウォーカブルなまちの形成を目指している。さらに、そうした大空間と連携してまちの魅力を高める施設の誘導などを加えた一体的なまちづくりにより、広域中心拠点としての魅力を高め、市内外からさまざまな人やモノが集い交流する「まち」の実現に向けて取り組んで行く考え。
市民会館大ホール(左)と市民会館
④街区のまちづくりに向けては、市民合意の努力がさらに必要!
④街区のまちづくりを進めるには、様々な課題があります。例えば、老朽化が進行し続けている大ホールについては速やかな対応が求められますし、④街区の具体化に向けた市民理解を深める取り組みに加え、コロナ禍における市の財政についても心配な点があります。
市民合意に向けては、進捗情報を適切に公表するとともに、市民との対話の場も持って頂き、合意に向けての努力がさらに必要であると考えます。
権利者や地域住民とともに地域のにぎわい・発展向け、丁寧な取り組みを求める!
光善寺駅前再開発計画イメージ
まず、京阪本線連続立体交差事業は、令和4年度の鉄道高架化工事着手に向けて事業を進めていると聞いているが、事業の進捗状況と今後の取り組みを聞く。
また、光善寺駅西地区再開発事業は、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、遅れが生じていると聞いている。今後の取り組みを聞く。
京阪本線連続立体交差事業は、鋭意、事業用地の取得を進めている。今年度末時点の取得率は、約8割を見込んでいる。今後も、用地取得などに取り組むとともに、関係者間で連携し令和4年度の鉄道高架化工事着手を目指す。
また、光善寺駅西地区再開発事業については、再開発組合が作成する権利変換計画の認可手続きを進め、早期の工事着手に向けた支援を引き続き行う。
京阪本線連続立体交差事業については、鉄道の高架化による踏切の除去、また、光善寺駅西地区再開発事業については、駅前環境の整備を目的とし、両事業とも「地域の活性化」につながるものとして進められている。
では、この「地域の活性化」とはどのようなものなのか、その内容について聞きたい。
高架化事業と駅前再開発事業を合わせて行うことにより、安全な交通空間の確保と必要な都市機能を集約整備する。
本市南部地域における鉄道駅を中心とした安全で利便性の高い良好な市街地環境の形成を図ることによって、地域がにぎわい、発展するものと考えている。
権利者や地域住民とともに地域のにぎわい・発展向け、丁寧な取り組みを求める!
これら事業は、枚方市民だけでなく、京阪沿線にお住いの方々には、期待の大きい事業であり早期完成を強く望まれています。
早期完成に向けて計画的に事業を進めるにあたっては、権利者や地域住民の方々とともに、地域のにぎわい、発展というあるべき姿に向けて取り組んで頂きたいし、引き続きの丁寧な対応を求める。
都市計画道路(牧野長尾線、長尾杉線、御殿山小倉線、中振交野線)整備は、あらゆる手段で計画的な推進を!
都市計画道路 牧野長尾線 工事が始まっていない長尾大池付近(事業認可2021年3月末まで)
都市計画道路 御殿山小倉線工事現場(事業認可2024年3月末まで)
都市計画道路 中振交野線工事現場(事業認可2022年3月末まで)
まず、市政運営方針の中では「都市計画道路では、牧野長尾線、長尾杉線、御殿山小倉線及び中振交野線の整備を計画的に進めます」と述られている。
これらの都市計画道路の整備は、大阪府知事より事業認可を受け、実施されていると聞いていますが、用地取得の進捗、また、地域や関係機関との協議、調整などにより、認可期間内に事業が完了できない場合もある模様だ。
そこで、そのような場合には、今後、どのように進めていくのか、聞く。
現在、事業を実施している都市計画道路について、用地取得の進捗などにより、認可期間内に事業が完了できない場合においては、期間の延伸など必要な手続きを行った上で、国庫補助金など効果的に財源の確保を図りながら、引き続き、計画的に進めていく。
次に、市政運営方針の中で「都市基盤整備が進む長尾駅周辺においても、多様な主体と共有しながらめざすべき将来像の具体化に向けた検討を進めます。」と述べられている。
基盤整備が進む長尾駅周辺は、鉄道駅からの徒歩圏に市街化調整区域が広がっている。また、整備を進めている牧野長尾線沿道付近も同様に市街化調整区域が広がっている。これらのエリアは、非常に開発ポテンシャルの高い地域であることから、乱開発の懸念があると考える。せっかく都市基盤の整備を行っても、ふさわしくない開発が行われることを地域の人たちは望んでおられないようにお聞きしている。
そこで、今後の長尾駅周辺のまちづくりにおいて、市はどのようにかかわっていくのか、聞く。
都市計画道路などのインフラ整備が進む長尾駅周辺のまちづくりについては、本市の人口増加、定住促進を図るうえで期待でき、将来的に安定した税収が見込めることから、「まちづくり構想」を策定し、公民連携による計画的で良好なまちづくりとなるよう継続的に取り組む。
都市計画道路(牧野長尾線、長尾杉線、御殿山小倉線、中振交野線)整備は、あらゆる手段で計画的な推進を!
都市計画道路の整備は、必要な手続きを行い、あらゆる手段で国庫補助金の財源を確保しつつ、計画的に進めて行く必要があります。
長尾駅周辺のまちづくりは、地域に関わる多様な主体と連携して推進を!
長尾駅周辺のまちづくりについては、都市計画マスタープランや立地適正化計画に沿って、計画的で良好なまちづくりとなるよう、市の継続的な技術的支援を要望する。また、地権者だけでなく、校区コミュニティなど、この長尾駅周辺地域に関わる、まさに多様な主体としっかりと連携しながら進めて行くよう要望する。