1月24日(金)は、第3回枚方市「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に関する意見聴取会が行われましたので、傍聴しました。
そもそも「まち・ひと・しごと創生総合戦略」って何??
⇒「枚方市まち・ひと・しごと創生総合戦略」の趣旨にはこのように書かれています。
少子高齢化の進展への対応や、東京圏への人口集中の是正のため、国は、まち・ひと・しごと創生法(平成 26 年法律第 136 号)を制定し、市町村においても、国や都道府県の総合戦略を勘案し、地域の実情に応じた基本的な計画を定める努力義務が明記されています。
まち・ひと・しごと創生は以下を一体的に推進することを指す【地方創生関連2法案成立に伴う石破大臣のコメント】。
- まち:国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営める地域社会の形成
- ひと:地域社会を担う個性豊かで多様な人材の確保
- しごと:地域における魅力ある多様な就業の機会の創出
法の趣旨からすると
- 人口減少があっても持続可能な市をつくる
ものなのではないのかなぁ。。。と思うのですが、
枚方市のターゲットはあくまでも人口の維持です。
- 合計特殊出生率の向上
- 人口の社会増減をプラスに転換
とされています。これらのターゲットはできなくはないターゲットです。しかしながら。。。
※合計特殊出生率:1人の女性が一生の間に生む子どもの数
大阪府は全国より低く、枚方市は大阪府よりも低い
※人口の社会増減:市外に住民が引っ越していったり、よその地域から引っ越してきたりすることによる人口の増減のこと。枚方市は、出て行く人が多い「転出超過」。特に東京圏へは大きく転出超過。
委員の主な意見
- 「いきいき働くことのできるまち」だが、中身は就労支援のみで、タイトルと施策が合っていない
- 「いじめの認知件数」の目標について、件数を下げることが目標でいいのか
- 「住み続けたいまち」という視点が感じられない
- SDGsとの関係が分からない
私の感想と考え
- 現状分析も、これまでの5年間の評価も、ターゲットも、施策もすべてがしっくりとこない印象。
- なぜ「合計特殊出生率」が大阪府よりも低いのか、なぜ「社会増減」がマイナスなのか今回の資料では、分析がされてないのに、目標の設定はできないと思うが。。。
- 転入されてくる方のニーズと住み続けている方のニーズは大きく違うことはよく知られているはずです。どちらの視点で施策が作られているのか。私にはやっぱりチグハグな印象。
- SDGsの扱いが残念。「施策の推進にSDGsの理念を取り入れる」ゴールの高さが違いすぎる。
- 座長の言葉を借りますが、私も枚方市は「住居都市」だと思います。今暮らしておられる市民の満足度が高めることで、おのずとよい方向に向かうと考えます。
- 東京圏や大阪市と人口の奪い合いをしても、そもそも職場や学ぶ場(大学など)を市の力で創れる訳ではないですから、戦っても勝ち目はありません。
- 「法律で決められているから戦略を作る」ことが目的ではなく、市民一人ひとりを笑顔にすることを目的に!そのような視点での戦略策定に取り組んで欲しいと切に思いました。
一人ひとりが笑顔、ひらかた万笑!
やっぱりこのキャッチフレーズがすべて。私の果たすべき役割はたくさんあります。