市民がより活発に活動できる環境を作りたい!
現在建設が進んでいます新香里ケ丘図書館は、来年(2020年、令和2年)の夏に開館予定です。
図書館は、市民一人ひとりの課題解決の拠点、市民の憩いの場としての重要な施設です。
新たな図書館の進捗状況、また周辺の分室への影響を確認しました。
3.新香里ケ丘図書館の進捗状況について
さて、『枚方市立図書館第3次グランドビジョン』では、「これからの市立図書館運営の基本的な考え方」という項目の中で、「市民一人ひとりの課題解決を支援」、更には「市民の居場所提供」、「人の出会いやグループ活動のきっかけづくり」ということが基礎的な図書館サービスの提供として示されています。こういった考え方が重要視されている中で、今回、新香里ケ丘図書館の指定管理者として選定された事業者から提案された新しい活用方法についてお聞きします。
事業者からの提案では、課題解決のためのレファレンスなど、基礎的な図書館サービスを向上させるための研修実施や、市民交流の場の提供、家族でのいわゆる家読(うちどく)につなげる子どものためのビブリオトークや、香里ケ丘周辺のふるさと愛を育む講座の開催などの提案がありました。また、みどりの広場との連携事業としては、まず図書館内で緑の空間を設けることで、広場との一体感を創出するとともに、緑化サポーターの育成、公園の生き物の観察後に図鑑で調べるといった自然観察会、子どもたちの芝刈り体験、グリーンライブラリーなど、緑と自然に親しむことができる多種多様な提案があり、図書館と公園とを一体的に運営することで、より魅力を高める効果が期待できると考えています。
また、令和2年8月にリニューアルオープンからは、書架スペースが従来の約2倍になることや、これまでなかった駐車場も新たに設置することから、3分室の近隣にお住まいの皆様にご利用いただける頻度もこれまで以上に増えるものと考えております。リニューアルオープン以降に周辺3分室を閉室する考えであることなどについては、これまで各地域コミュニティ協議会や自治会へ説明してまいりました。
閉室後につきましては、地域の集会所等に図書館から図書を配本する「本のある居場所づくり」について提案を行っています。さらに、予約やリクエスト図書の受け取りについては、自動車文庫の運行によるサービスを実施したいと考えており、これらを今年度中に計画として取りまとめる考えです。