マンガアンソロジー誌「幻燈15」を版元の北冬書房さんからご恵送いただいた。
今年の2月7日に亡くなった漫画家・うらたじゅんさんの追悼特集。 (「読売新聞」の訃報記事 ← クリック!!)
その中で、ビブリオで開催した鼎談が収録されていてその関係でお送りいただいたのだろう。
いきなり僕の言葉から始まっているが、鼎談の内容は北冬書房の高野慎三主宰の司会で行われた。「少女マンガ体験を語る」というタイトルになっているがそれは後付け。とにかく自由に語り合っていただこうということで当初タイトルは「女流奔流」というタイトルだった。
「本流」じゃなくて「奔流」。話が弾んで大幅に時間オーバーしたことはまるで昨日のように思い出す。
左から高野慎三さん、うらたじゅんさん、おんちみどりさん、甲野酉さん。
「幻燈15」はうらたさんの漫画作品の再録の他、うらたさんを巡る人々のエッセイ、それと北冬書房と交わした膨大な手紙やメールの抄録が掲載されている。何か所か僕の名前が出てくるのも懐かしくうれしく、そして切ない。
みんなで行った旅行のスナップも。
僕もうらたさんの斜め後ろに映っている。諏訪大社の御柱祭りの見物に行ったんだ。雨降りで、しかも前夜の宴会の二日酔いでヘロヘロだった記憶。ただこれ2010年5月4日ではなくその前の回である2004年のはず。
思い出が走馬灯のように、幻燈のように駆け巡る。
内容充実の「幻燈15 追悼 うらたじゅんさん」。2,000円(本体)。北冬書房より発売中。優しく可愛く繊細だった、そしてなにより才気あふれる漫画家だった、うらたさんの魅力が詰まった一冊だ。
大手書店にて発売中。お近くに大手書店がない方はもちろん「密林」でも買えるけど、書店に利益が行き、ちゃんと日本国に税金を払っている「e-hon」がお勧めです。(←クリック!!)
冒頭の鼎談は高野さんの発案で開催した「幻燈展」での一コマ。高野さんが経営する北冬書房発行の書き下ろしマンガ誌「幻燈」ゆかりの作家の絵画作品、立体作品を展示すると言う内容だった。
実はその前、「うちわ市」の第一回にも参加していただいている。
国立とうらたさんのご縁というと・・・。国立をメインのロケ地に撮影した「シュトルム・ウント・ドランクッ」という映画にうらたさんが出演されているから。撮影場所は国立ではなく深谷でのロケのシーンだったが。うらたさんの役は関東大震災の直後、狂奔した自警団に「十円五十銭」と言わされている朝鮮人のおばさんの役。描かれていないがそのあと虐殺されたであろう人である。
更にその前、ギャラリービブリオを開業した時はイラストを贈ってくれた。
今でも僕の宝物だ。
他にも2作。唐十郎さんの新聞連載小説「朝顔男」の挿絵原画の自己模写作品。
開演前のストリップ小屋風景。
さっきもこの「蕎麦ちょこ」でコーヒーを飲みましたよ、うらたさん!!
・・・・もうすぐ開催・・・・
7月6日(土)
古代文字ワーショップ・文月 ←クリック!!
7月11日(木)〜16日(火)
アジアンアクセンツ×福田明子/インドネシア・ジャワ島・トゥバン/手紡ぎ手織り木綿布の藍染絞り、ろうけつ染 ←クリック!!
7月23日(火) YO-EN東京・横浜ツアー2019夏③
【完売御礼】中川フォークジャンボリー26 with YO-EN ←クリック!!
※本企画は予約で満席となりました。現在、キャンセル待ち予約受付中です。
7月27日(土) YO-EN東京・横浜ツアー2019夏⑤
【完売御礼】 YO-ENライブ 第六章 〜昭和歌謡SP.〜 ←クリック!!
※本企画は予約で満席となりました。現在、キャンセル待ち予約受付中です。
・・・・・企画協力イベント・・・・・
7月20日(土)
YO-EN東京・横浜ツアー2019夏①
YO-EN弾き語りワンマンSHOW「真夏のYO-EN」(四谷荒木町-秋田ぶるうす)
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7月25日(木)
YO-EN東京・横浜ツアー2019夏④
YO-EN弾き語りワンマンライブ at じみへん (東中野-Cafeじみへん)
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ハテナダイアリーの過去記事
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