台湾は公には、したく無かったろうね。

オランダの半導体製造装置メーカーと、台湾の中国工場なんだが。

それぞれ、オランダや台湾から、装置の稼働や工場の稼働を、リアルタイムに停止できるんだと。

それをブルームバーグがバラしちゃったんだよね。

余計なことをするものです。

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ASMLとTSMC、半導体製造の無力化可能-中国が侵攻なら
5/21(火) 16:34

オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングと台湾積体電路製造(TSMC)には、中国が台湾に侵攻した場合に世界で最も高度な半導体製造装置を停止させる手段がある。事情に詳しい関係者が明らかにした。

米政府の当局者はオランダ、台湾両政府に対し、世界の先端半導体の大半を生産している台湾に対する中国の圧力が侵攻にエスカレートした場合にどうなるかについて、内々に懸念を表明している。関係者2人が匿名を条件に語った。

オランダ政府がこの脅威についてASMLと協議した際、同社は製造装置を遠隔操作で無力化することができると、当局側に説明したと別の2人の関係者が述べた。

関係者によると、オランダはよりきめ細かいリスク評価をするため、想定される侵略についてシミュレーションを行った。

ASMLとTSMCの広報担当およびオランダ貿易・開発協力省の報道官はコメントを控えた。

ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)と米国防総省、米商務省の報道官は電子メールによるコメント要請に応じなかった。

遠隔操作での停止は、ASMLの極端紫外線(EUV)露光装置に適用される。

同装置はTSMCが最大の顧客。EUV露光装置は高周波の光波を利用し、人工知能(AI)用途やより繊細な軍事用途の半導体製造に用いられる。

市バスほどの大きさのEUV露光装置は、定期的なメンテナンスとアップデートが必要で、その一環として、ASMLは同装置を遠隔操作で強制的にシャットオフすることが可能。

ASMLは、1台2億ユーロ(約340億円)以上で販売されるこの装置を製造する世界唯一のメーカー。

半導体競争

ASMLの技術は長い間、望ましくない利用者の手に渡るのを防ぐ目的で政府の介入を受けてきた。

例えばオランダ政府はASMLがEUV露光装置を中国に販売することを禁じている。

世界的な半導体競争で中国が優位に立つことを米国が恐れているためだ。

オランダが今年、ASMLの2番目に高性能な半導体製造装置の輸出を停止し始めたのも、米国の要請によるものだった。

ブルームバーグ・ニュースが報じたところによると、この禁止措置が発動される以前から、米当局はASMLに対し、中国の顧客向けに予定されていた出荷の一部をキャンセルするよう要請していた。

同社は、今年の中国向け売り上げの15%程度が、直近の輸出規制措置の影響を受けると予想している。

台湾を自国領土の一部だと主張し続けている中国の習近平国家主席は中台統一の実現に向け、武力行使の可能性を否定していない。

世界2位の経済大国となった中国は、第2次世界大戦以後見られなかった規模で軍備と核兵器を増強しており、米インド太平洋軍のアキリーノ司令官は今年3月の議会証言で、中国が2027年までに台湾を侵略できるよう準備しているとの見方を示した。

米議会は先月、台湾の防衛力強化に向けた80億ドル(約1兆2500億円)規模の支援を承認した。

バイデン政権はまた、将来的なサプライチェーン分断の可能性に備え、半導体メーカーに390億ドルの助成金を約束し、米国内での半導体生産を後押ししようとしている。

関係者によれば、EUV露光装置は頻繁なメンテナンスを必要とするため、ASMLの予備部品がなければすぐに動かなくなる。

クリーンルームに設置されている同装置は、現場での保守作業が難しく、エンジニアは汚れを持ち込まないよう特殊なスーツを着用しなければならない。

ASMLは特定の顧客に対し、定期メンテナンスの一部を顧客が自社で行う共同サービス契約を結んでおり、TSMCのような顧客は自社の製造システムにアクセスできる。

ASMLは顧客の専有データにはアクセス不可能だという。

TSMCの劉徳音会長は昨年9月のCNNとのインタビューで、台湾を侵略しようとするどんな勢力であれ、実際にそうなれば同社の半導体製造装置が稼働していないことに気付くだろうと示唆。

「誰もTSMCを武力で支配することはできない。
軍事侵攻があればTSMCの工場は操業不能になるだろう」と語った。
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こんな話が分かったら、中国はオランダと台湾の技術者を、人質にするのは目に見えています。

これはもう今すぐにでも、関連する技術者は、中国から逃げ出すべきだと思う。

更に心配なのは、この記事にある半導体だけじゃなく、他の産業も中国は人質が必要だと気付くでしょう。


ほら中国に進出している日本企業には現地に技術者がいますよね。

拘束される危険は相当高いってことです。

ブルームバーグの引き金は、日本企業にも影響するって事です。



これでもなお、中国という国のカントリーリスクに気づかない企業は、技術者を盗られてから泣くしかないという事です。

さて日本企業は中国の工場に、このような罠を仕掛けているでしょうか?


ネット民のコメント

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正直、TSMCの世界で一番厳しいPIPで外部からの無効化信号の通信なんてできないと思う
最重要のEUVだから特例で認めてもらってるのかもしれないけれど
遠隔操作で無効化じゃなくて定期的に認証コードの入力しなきゃ装置が動かないとかのセキュリティなら有り得そう

元々米国は台湾進攻が合ったら、中国本土と台湾のTSMCの工場を攻撃して破壊することを想定していると言われている。
それにリスク分散も兼ねて、米国や日本にも現状最先端ではないものの工場を建設しているでしょ。

台湾有事が日本有事でも有る事の理由の一つ
もう一つは原油の輸入にも問題が起きる事
この二つだけでも日本の産業界は壊滅的打撃を受けてしまう
決して対岸の火事では無い

えー?こんなこともできるの?もし事実であれば、中国政府は安全保障へ脅威だとして使用禁止を命じるかもしれないね。「事情に詳しい関係者」という立場ではなく、ASMLとTSMC両社の人間に明確にこのような発言してほしいね。

装置の遠隔監視をやっているのだから、遠隔での無効化も出来て当然のこと。
こんなことは中国もわかっているので半導体技術を掠め取ることが台湾侵攻の主目的にはならない。

日本も半導体製造装置や材料では大きなシェアを持っているので圧力を掛けることもできるんだけどな。
韓国企業が中国へ横流ししてるものもあるし。

TSMCは有事の際に工場と重要データを物理的に破壊するようになってるはずですよ。

一番重要なのは技術者でしょ
工場を破壊しても技術者を奪われたらわずかな時間稼ぎに過ぎない

それくらいの準備と心構えが無いと安心していられない。今の中国は何をやらかすかわからない。

言わなくても分かること。

以前に半導体工場の45ナノミリのクリーンルームで働くには喫煙者はNGだと新聞で読んだことがあります。呼吸からの微粒子の発塵量が数十倍も多いのが理由だそうです。
いざとなったら露光装置のまわりで蚊取り線香を焚きながら皆でタバコ休憩。
ダメ押しで消火器をぶちまければ盛大な嫌がらせになるでしょう。

遠隔で装置を監視するサービスは装置メーカーにとっても稼ぎ頭の一つで当然装置自体の稼働状況を管理する操作権限はある。素材にしても当然供給は止まる。
この話は半導体製造の関係者であれば常識というべきことで、だからこそTSMCの接収は中国の台湾侵攻の理由にはならないことはわかりきっていた

本当に、現代では「侵略戦争」をしてもトクすることは何も無さそう。昔なら、軍隊で他国を占領して強制的に人々を働かせれば、戦争費用を上回る利益も獲得可能だったのかも。でも現代の超高度産業社会では不可能だ。
記事は「機械を動かせなくなるから、製造できなくなる」の内容だけど、技術者も、占領下の超憂鬱な状況で超高度な仕事をまともにこなすことは不可能だろうし。

半導体製造装置で遠隔操作ができるということは飛行機船舶、設備、スマホもできちゃう?
プライバシーの問題はいいのか?自分たちの装置ならそれが問題じゃないのか?

ASMLが今心配すべきことは、中国がまもなく最新の設備を開発し、それを10分の1の価格で全世界に販売することです。

教えて欲しいけど、侵攻が発生する前は恐らく台湾のインターネットが遮断されることになるので、ネットが使えなくなると遠隔シャットダウンできるかい?

だから、日本や米国に最先端ファブ展開もありなのだろう。
EUV露光装置は、ASMLが独占状態。

>台湾にあるASML設備を遠隔で無力化できることが明らかになった。
契約的にも可能、という理解でよいのかな?

当然、Lenovoはじめとする中国製品も、いつでもアップデートかけて(仕込み済みなら不要)無力化も情報抜きも可能

中国は7ナノも自分たちで作ったし、そのうち半導体製造装置もすべて自分たちで作れるようになりそうなきがします。

なるほど、だから中国の電気自動車も遠隔で操作されないかと勘繰るわけね。自分たちがやっているから他人もやるだろうと。

怖い、できるなら、こんな製品はだれも買わないだろう、日本も早急に対策を。

怖いな、なんでも遠隔操作できるアメリカ。iPhoneに入ってる情報はおそらく丸見え。

だから欧米製は信用できないいきなり遠隔操作使えなくなるからな。
中国の自前開発は正しい。

Windows、iOS、Android、ベンツ、BMWもそのようなバックドアが存在する。

これこそバックドアじゃん!!人様がお金を出して購入した物を、何の権限でシャットダウン出来るって??

いざとなったら、物理的に破壊するのではないでしょうか?侵略者には褒美はやらない。
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