この頃、朝起きるたびにお腹が痛い。

 

俺「お腹痛い」

ちょる「おはよう。俺も痛い。俺たち、食あたり?횟집(刺身屋)!?」

俺「もう4日経った」(週末に1泊2日でソウルに行ってきたばかり)

ちょる「お尻を舐めたから、腸炎」

俺「いや、韓国に行く前から、朝起きるたびにお腹が痛いのと変わらない。キスをしすぎて、うつった!?」

 

 ストレスによって発症する過敏性腸症候群かと思い、そうと送ると、

 

 

 irritable vowel syndomeと返信がくる。

 vowelは「母音」という意味だから何かの誤字だとは思いつつも、高級な英単語を送ってきて、英語自慢をする彼氏。降参、降参。バンコクに住んではいますが、英語はできません。韓国で、英語の英才教育を施されたちょるがうらやましいよ。はい、ごめんなさい。

 (ちなみにvowelではなくてbowelが正しいそう)

 

俺「ちょるは翻訳機みたいな存在だね」

ちょる「大事なんだよ。ヨーロッパに行ってお腹が痛くなったら、そう言わなきゃいけない」

俺「Google翻訳を見せればいいじゃん。あるいは、『ストレスでお腹が痛くなるんです』って説明すればよくないか」

ちょる「分かったよ」

 

 ヨーロッパ47か国中、英語を公用語とする国はイギリス、アイルランド、マルタの3か国しかないことを考えると、ヨーロッパでお腹が痛くなって「irritable bowel syndome」と言ったところであまり役に立たないと思うのだが、いちいち反論はしなかった(笑)

 英語コンプレックスを刺激されて、清々しいとはいえない一日の始まりであった。