日常266 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

「…ちょっと待って

 

 何で何度も謝るの?」

 

 

クリープを利用して

 

のろのろと前進してた車体を

 

止める事無く

 

信号の

 

進めの合図を確認後

 

アクセル踏んだ彼に

 

 

俺の想像通りの事なのか

 

それとも いつもの冗談か

 

確認すべく 詰め寄れば

 

 

「…大事にしてる車だもんな

 

 お前の怒り 当然だと思ったから」

 

 

謝罪の理由

 

正当な答え方で

 

返して来た…けど

 

 

…そこじゃなくて

 

「いや 今

 

 “見えてなかった”とか

 

 なんか そんな話してませんでした?」

 

 

そもそも 塚とかって

 

昔々のお墓な訳で

 

忘れ去られゆく…的な話題

 

した後で

 

 

「…俺の方確認してから

 

 謝罪 しましたよね?なんすか?その確認」

 

 

今の彼は

 

ホラー系のゲームの

 

導入部分によくある

 

引っ掛かる物言いで 注目させる

 

ストーリーテラーそのもので

 

 

俺の想像力 膨れさせてる状態を

 

 

「…俺で遊んでません?」

 

 

フェイクがガチか

 

彼はゲームの効果音にも

 

驚いた声 あげないタイプで

 

怖がらせる演出には

 

無反応だった事

 

 

過去のリモートでのゲームで

 

淡々と進めてた様子

 

記憶から掘り出しつつ

 

 

けど

 

“夜の海が怖い”

 

…って 告白

 

思い出して

 

 

恐怖心が無い訳じゃない…のだろう

 

と 言う事は…

 

 

「…本物が見える人は

 

 偽物に動じないって…やつですか?」

 

 

点と点を線で繋いで

 

 

俺の抱いた 非常識な結論

 

マジモードで 聞けば

 

 

生活する人の気配

 

濃くなって来た 周囲の変化に

 

緊迫感が緩んで来たか

 

口元 にゅっと 緩めた彼が

 

 

「…なんだ?それ」

 

 

答えになってない 返しで

 

 

はぐらかしに転化して来た

 

から

 

 

「…だってさっきの

 

 ガチモードじゃないっすかぁ」

 

しつこく 

 

俺は彼の心意 

 

思わせぶりのままにされては

 

 

「…今日 眠れなくなりそうなんで…

 

 半端に誤魔化さず ハッキリ言てくれないと」

 

 

そう 食い下がれば

 

 

 

前方を見たままの彼が

 

緩めてた唇

 

巻き込む様に 口をつぐむと

 

 

…考え事をしているのか

 

それとも

 

言い難い事を 言うべきか

 

迷っているのか…って

 

様子でもって

 

しばしの沈黙の後

 

 

「…知ってる?

 

 霊的なモノって エロい事が苦手なの」

 

 

俺は

 

想定外に 肩透かし くらった気分で

 

はぁ?…って思いと

 

え?まじで?…って思いとで

 

 

リアクション出来ず

 

ただ 言い難そうに語る彼の横顔を

 

ジッと見た

 

 

 

  つづく