日常265 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

「…俺 ほいほい

 運転席譲ってますけど

 

 誰にでもって訳じゃないし

 

 だから

 こういう運転されて

 

 平気って訳じゃないんで」

 

 

トンネル脇の 細い道で

 

路肩の雑草につけられた

 

塗装の引っ掻き傷

 

 

…そういえば あれも…

 

と 思い出して

 

怒りにプラスさせらていく

 

不満 から

 

つい

 

 

「ドライブ目的なら尚の事

 

 車の扱い ちゃんとして下さいよ」

 

 

俺相手での 会話のやり取りが

 

時に 粗野になっても

 

彼の本音の部分では

 

結構な 気を遣うタイプだと

 

もう 知ってるから

 

許せてたラインがあっても

 

 

流石に 車への 粗野な扱いは

 

まんま 

 

整備や不調へ一直線になるだけに

 

黙ってらんなくて

 

 

ぐちぐち 始めれば

 

 

通常運転で

 

 

交通の多い

 

明るい道へと 戻る最中

 

 

 

「…それは 悪かった」

 

そう 一言だけ返して

 

 

運転に集中してる横顔が

 

信号が変わる気配 前に

 

飛ばして突っ切る…の行動には出ず

 

ちゃんと 早めに減速して

 

止まる気配 出した様子に

 

 

俺の言ってる事

 

ちゃんと解釈しての

 

セイフティ―モードに

 

…これ以上は 愚痴っぽいから

 

と 注意事項と言う名の文句

 

止めた頃合いで

 

ふと

 

 

「…さっきのあの場所

 

 あの道の先に 塚があったんだと思うよ」

 

 

停車中の彼が

 

スマホ端末 取り出して

 

確認すると

 

 

「…もう 圏外じゃないから

  

 地図アプリででも ちょっと 調べてみ」

 

 

ナビシートの俺に

 

“やる事”指示して来て

 

 

…いや もう今更…

 

とか思いつつも

 

 

「…なんでそんな…」

 

とか 言いつつ

 

俺の小言に 素直に謝った彼

 

そう言う反応されると

 

…ちょっと言い過ぎたって 後悔

 

始まっちゃう俺は

 

申し訳なさから 彼の言う事

 

即聞いちゃう 訳で

 

 

早速 言われた通り

 

地図アプリ開けば

 

 

 

「…あ…ホントだ

 

 へぇ…知らなかったぁ…」

 

 

よく 観光地周辺は

 

古の戦場だったりしてた事

 

ふと 思い出しつつ

 

もう気が遠くなるような昔から

 

人の生き死に 

 

繰り返してる地でありながら

 

歴史上では 

 

記憶に薄い…

 

 

「…肝試し的なスポットで

 

 語られて 

 なんとか残ってる歴史って事?」

 

 

ふと その手の方向の話題

 

彼 苦手なんじゃなかったか?と

 

聞き返しつつ

 

運転席見れば

 

 

「…お前は 見えてなかったんだね」

 

そう

 

マジトーンで 言い放つと

 

 

フライング気味に

 

信号が青になる前に

 

そろそろと

 

車体を前進させながら

 

 

「…少しでも早く

 

 あの場を離れたかった」

 

 

意味ありげに そう言うと

 

 

俺の方をチラッと見て

 

 

前に向きなおした彼が

 

 

「…なんか ホント色々申し訳ない」

 

と 消え入りそうな声で

 

謝罪した

 

 

 

  つづく