要するに…
『ここの部屋 借りたの?』
まさか そんな無駄な事…
と
突っ込む気満々の僕を
ニヤニヤ顔で見返しながら
『…まさかぁ…
そこまで がっつかないよ
長時間を費やす場所だ
利便性とか
合う合わないとか…
だから
お試し期間って事で…』
しれっと
仮契約の状態を明かし
『接続環境 チェックしないまま
借りちゃうなんて暴挙
俺には無理だよぉ~…怖いもん』
それは まさに
試すべき点で
もっともな意見…
ではあるものの
彼に頼り切った環境から
脱却とばかり 早々に手配した
僕からすれば
チクチクと
言われる嫌味でしかなく
この場所の 欠点探し…と言う事か
それとも
過保護か
僕の独立への妨害か
どうであれ
『お前がいたんじゃ
何も変わんないだろう』
僕としては
水面下で準備した…はず…
の 空間が
そうではなかった結果
入れたくなかった相手の
出入り自由って
現象を目の当りに
確信を衝いて
『これじゃぁ 無駄じゃん…』
と 結果を嘆く
決して 安くはない
賃代 3ヶ月分を
これから何を励みに
支払うんだ…と
まだ
始まってもいない状況から
計画は破綻したと
落胆する僕を尻目に
『俺はここの2つ上の階なのよ
窓も逆だし
眺めが違うの 見に来る?』
ねぇ…僕の話聞いてた?
って 言いかけて
そもそも
リモート目的で用意した
部屋でのトラブル
何気に 僕 復旧作業してる訳で
現状のfreeze画面
今は
電源offって
再起動かましてるのだけど
そもそも
多分
犯人は 彼な訳で
『…これさぁ 再起動で戻る?』
現状の復帰
その方法だけでも
助言くれと
彼の居る状況 好意的に考え
ビジネストークすれば
『…俺の部屋来るなら
教えてあげてもいいかなぁ…』
等と
なんか
条件が付いて
途端に 疑心が湧く
つづく