なにも
考えてない訳じゃない
今の状況
けど
いつも
あれこれ 策をめぐらせても
結局は
相手次第で
自分では
どうしようもない結果になる事
分かているから
無駄だと打ち切って
流されるままに
ふらふらと…
結局
引き際も
逃げ時も
その時のノリだったし…なぁ
と
ぼんやりする時間が出来ると
堂々巡りしてしまう
この後 どうする?
って
自分で答えを導き出せない
問いを
うだうだと…
性懲りもなく 巡らしていれば
不意に
腕に 何かが触れた感触
くすぐったい…なんだ?
天井を眺めていた
視線 触れる何かの方へ
向ければ
寝てたはずの
カメラマンの人差し指が見え
「…さっきまで
寝てたと思ったけど
随分と 眠りが浅いね…
ショートスリーパーってやつ?」
自分の思考に沈んで
カメラマンの呼吸の変化
気付かず
不覚にも
不意を突かれた格好から
つい
「それとも 不眠症?
あなた驚くほど休まないね 病的だよ」
言葉の端に 嫌味っぽい欠片
含ませ
相手を攻める様な流れで
饒舌ぶる
どうしてかな
沈黙が怖い訳でもない相手
黙ってたって 平気なのに
言い放った先から
後悔する様な語群
吐き出して
キュッと唇を噤む
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