最近は、『季節性うつ』などと言うそうですが、このように、雨で気分が落ち込む、体が重く感じる、などという事は、実際にあると思います。
僕は仕事に就かず、透析以外は自分で生活をコントロールしているので、割とそういう事にも気が付きやすいです。
雨の日は高確率で、やる気が出ず体も動かしにくいです。
今日も雨なので、部屋でやれるトレーニングをしようと思ってもやる気が出ず、朝食後に二度寝までしてしまいました。
僕は統合失調症になってから、だいぶ自分を甘やかす事を覚えましたが、それでもかなり自分には厳しい方だと思っています。
そんな僕が、雨の日は高確率で心身ともに不調を感じ、二度寝などしてしまうのです。
天気のいい日はちゃんと動けているので、甘えとは考えづらいです。
そう考えると、普通に働いている人たちは、大変だと思います。
どんなに心身が不調でも、熱が出るとか咳き込むとか、わかりやすい症状もないので、仕事に向かわざるを得ません。
そんなんで休むと、「甘えている」などと言われてしまいます。
人にもよるでしょうね。
若い男性などは比較的、そういう症状が出づらいかも知れません。
僕も、若い頃は全く、そんな事は感じませんでした。
女性や、年齢がいって体力の落ちてきた人などには、起こりやすいのだと思います。
かといって、「雨の日は、会社休み~」という訳にもいきませんでしょうから、雨の日は、仕事のやり方を変えるのがいいかも知れません。
まず上司は、雨の日に成果を求めない事。
雨で、心身が不調の時に、天気がいい時と同じくらいの成果を求めるのは、無理があると思います。
そういうサイトにも、「デスクワークが多い人であれば、人とのコミュニケーションをとる頻度を増やしてみたり、普段話さない人と話してみたり、いつも行かない場所へ行ってみたりするとか。そういう気分転換をするのでもいいと思います」と書いてありました。
仕事内容にもよりますが、できればこういう工夫をした方がいいと思います。
しかし、個人でできる事には限りがありますので、上司がそういう配慮をすべきだと、僕は思います。
僕が見てきた上司というのは、とかく上の顔色ばかり伺い、下の者には威張っている人が多かったです。
でも本来、部下がしっかり働いてくれなけりゃ、上司自身の評価も落ちるわけです。
だったら、上に逆らってでも部下を守り、働きやすい職場雰囲気をつくる事に力を注ぐべきだと思うんです。
今までのように、根性論で部下に仕事をやらせるような上司は、これからは不要です。
決して甘やかせ過ぎず、でもそういう事にも配慮できる、仕事だけでなくいろんな事にアンテナを張っていられる能力が、これからの上司には求められるのではないでしょうか。