ドッグフードを選ぶとき、
「総合栄養食」という表示を目にすると思います。
■ 総合栄養食とは?
毎日の食事の中でペットが必要な栄養素を
ドッグフードと水だけで補うフード ということです。
つまり、ワンちゃんにとってドッグフードの栄養素が完璧であれば、他には何もいらない!ということです。
■ 良い総合栄養食とは?
ワンちゃんにとって、良質なタンパク質が最も大切な栄養源です。その、タンパク質をどの食材から摂取するかが重要です。
タンパク質には(動物性タンパク質)と(食物性タンパク質)があります。ワンちゃんの体に合うのは、(動物性タンパク質)になります。この動物性たんぱく質は肉や魚から摂取する事が出来ます。
なので、メインの原材料は『肉』か『魚』が理想のドッグフードとなります。
巷のドッグフードは、穀物がメインのものが多いです。
体が若く元気なうちはいいですが、ず〜とこのフードを食べ続けていると早い段階で体にガタがきます。
必要な栄養素が取れていない分免疫力が低下し、毛艶も悪くなってきます。
愛犬の健康のために、出来るだけ理想のドッグフードに近いものをチョイスしてあげましょう!
■ 安価な総合栄養食は危険
タンパク質以外にも食物繊維やカルシウムなど、必要な栄養素はたくさんあります。
サツマイモやエンドウ豆、ひよこ豆などは消化器に負担をかけない食材なので、ドッグフードにもよく配合されています。
ワンちゃんを飼っている方で、
「〇〇ちゃんは、昔からよく吐くのよね。」と言われる人がいますが、まさにその症状は消化器や粘膜に負担がかかっているのだと思います。
我が家の2代目も例外でなく、時々吐いては消化不良をおこしていました。消化不良で戻してしまっていたんですね。
フードを変えた途端、全く症状は治まり現在も落ち着いています。
そればかりが原因とは限りませんが、
一度ドッグフードを見直すタイミングだと感じます。
「総合栄養食」だからと言って安心してはいけません。
一度 疑ってみましょう。
■ 便の量でわかる事
実は排便の量、回数が多いのも問題です。
便が多いということは、食べた食材が消化しきれず
便として出てしまっている状態です。
1日3回以上の排便のワンちゃんで、食べている量と同じくらい排便している子はちょっと問題です。
また、胃の中に溜まっている時間が長ければ長いほど、
胃に負担がかかっている状態です。
消化がよいからと吸収の良いものばかりを与えていると
変に吸収がよくなりすぎてしまい、血糖値が上がってしまいます。本当に消化吸収率が良いものは、便の回数や量は少なくなります。
糖尿病にもなりかねないので、ドッグフード選びは慎重に行いましょう!
『消化』『吸収』『代謝』が重要
■ シニア犬の栄養食とは
シニア犬になると、若い頃より動きがゆったりしてきます。
足腰も少しづつ弱くなっていき、カロリーの消費量も変わります。
人間と一緒で、筋肉を鍛えなければ脂肪は燃えません。
当然、食事によって筋肉の質も変わります。
シニアになればなるほど、肉食が理想の食事になります。
少量で良質なタンパク質が摂取できるドッグフードが理想です。
■ まとめ
- 総合栄養食だったらなんでも良いわけではない
- メインの材料を意識して選ぶ
- 安価なドックフードは栄養素が圧倒的に足りていない
大切な愛犬のために、食事の質に目を向けてみましょう!