愛犬が食糞をする原因とやめさせる方法 | 僕らの快適ドッグライフ

僕らの快適ドッグライフ

愛犬との日常をもっと楽しく、もっと快適に過ごせるよう情報配信中。食事・しつけ・ストレスなど愛犬のちょっとした疑問に役立つオススメ情報や愛犬と一緒に楽しめる観光スポットなども配信していきます。

 

今日は、我が家の悩みであった『食糞』についてお話します。

 

愛犬が食糞をしてしまい悩んでいるあなた。

愛犬の理解しがたい行動に複雑な思いをしていることでしょう。私もその一人でした。

 

 

犬が食糞をするのも理由が必ずあるようです。

そしてそこに解決方法が隠れているので、

まずは『原因』を掘り下げていきましょう!

 

 

 

■    犬が食糞をする原因とは・・

 

『食糞』とは犬が意図的に自分の出した便や他のワンちゃんが出した便を食べてしまうことを言います。

 

いざ、自分家の愛犬が便を食べている姿を見たら、結構落ち込みますよね。私は最初目撃した時は、『まさかウチの子が・・・』と唖然としました。そう、今までは他人事だったからです。

 

 

しかし、色々調べてみると、動物界(うさぎ・チンパンジー、かばなど)では、さほど心配したこともでもないようです。

が、共に生活してる愛犬が便を食べている姿はやはり受け入れ難いものがあります。

 

主な原因は『ストレス』と言われています。そのストレスを伝えるための行動が『食糞』なのです。

 

 

 

■    犬の食糞にも理由がある

 

時期によって理由は様々なので、時期別に説明していきたいと思います。

 

 

 

<子犬の場合>

 

単純にお腹が減っていて、そこに少し食べ物の匂いの混ざっている便があるので食べてみた!という感じであることが多いようです。幼犬なので、消化機能が未発達なこともあり、ドッグフードなどは未消化物質が便に多く含まれていることもあり、思わず口にしてしまったということです。

 

もう一つは、ペットショップなどで購入した場合、母親と早い時期に引き離されお店のケージで長い間過ごしてしまうとストレスで食糞する子がいます。全ての子ではないのですが、購入する場合知らされないことが多いので、飼い始めて気づくことも多いようです。

 

 

 

<成犬の場合>

 

一番厄介なのがこの時期の食糞です。ストレスの理由をまず探し当てることが必要となります。

 

散歩に行けない日が多い。

留守番する時間が長い(留守番が嫌い)

ご飯が足りない。

ドッグフードが美味しくない。(体にあっていない)

遊ぶ時間が少ない。

睡眠が足りない。

退屈だから。

 

上記のように、日常生活で思い当たることがあればそれがストレスの理由です。

 

個体差もあり、運動量や食べる量も異なります。まずは、愛犬をよく観察して、理由探しをしてみましょう。

 

 

 

<老犬の場合>

 

認知症の可能性がかなり高いです。満腹中枢が認知症により破壊され、過食症に陥ります。便もその過食のターゲットとなります。

 

 

■     食糞をやめさせる方法とは

 

<全犬共通>

 

他のサイトを見ても必ず書いてあると思いますが、排便をしたらすぐに片付けることです。でも、それができれば苦労しませんよね。四六時中愛犬の側で監視しているわけではありません。お休みの時など排便するタイミングを見計らって観察し(例えば、食後や散歩中など)その際、食糞しなかったらスペシャルなおやつを与えるのも作戦の一つです。が、食糞が悪いことだと認識しているワンちゃんの場合は、食糞の行動を起こしそうな時には必ず『ダメ!』と伝えてください。そして、しなかったらスペシャルなおやつで褒めてあげましょう。

 

留守番でなかなかその状況に直面することも少ない場合には、帰宅時に便の観察をして、便を食べたのか、便で遊んで食べてはいないのか、確認しましょう。褒める必要はありませんが、食べなかった場合は、食べ物以外のストレスの可能性が高いです。ただし、「食糞」が悪いことと認識している子に限ります。

 

ストレスの理由をきちんと解消してあげないことには、

根本からの解決にはなりません。

 

 

 

<子犬の場合>

 

ご飯の量が足りないのであれば、回数を増やして様子をみましょう。ドッグフードを与えている場合原材料を確認して、良質なタンパク質が使用されていて、栄養素が十分に足りているかを確認してください。未消化不良の便が出ていてはまた食糞に走ってしまうので、体に合ったものを食べさせてあげることが大切です。この時期の食糞は、ある程度時期が来ると落ち着く可能性もあります。焦らずじっくり観察していきましょう。

 

 

 

<成犬の場合>

 

留守番や散歩量などのストレスによる食糞であれば、ちょっとした工夫が必要です。留守番時にケージの中に排泄の場所と寝床が一緒になっているのであれば、できればベット一個分でも寝床を離してあげることをお勧めします。キレイ好きなワンちゃんであれば、耐えられない空間に長時間いるわけですから、かなりのストレスになります。

 

散歩に行きたいのに行けないことが多いのであれば、お休みの日に散歩量を増やすなどして、生活習慣に少し変化を与えてあげましょう。決まった時間に散歩に行くと言った行為も行けなかった時には犬にとってストレスになります。その辺も注意しましょう。

 

 

ドッグフードが体に合わず、未消化物質が含まれている場合もあります。見分け方が難しいですが、一度ドッグフードを見直すことも解決方法かもしれませんね。

 

 

 

退屈だから食糞してしまう子は、かなり厄介かもしれません。思い切って仲間を増やすか、ペット用留守番カメラなどを設置して、留守中でもおやつが与えられるようなものを設置してあげるのもいいかもしれません。

 

 

ストレスとわがままはきちんと区別して、家庭のルールにそって解消していきましょう。

 

 

<老犬の場合>

 

一番大変なのが認知症です。とにかく、手早く片付けをすることが一番です。病気なので、なかなか辞めさせることは難しいのかもしれませんが、根気よく付き合ってあげることでもしかしたら・・・

 

 

■     まとめ

 

  1. 食糞をしてしまうストレスの理由を見つける
  2. 食糞する瞬間に遭遇したら『ダメ!』と一喝する
  3. スペシャルなおやつを用意して、食糞しなかったら褒める
  4. ドッグフードを体に合ったものに見直す
  5. 時期によって理由は様々なので、愛犬をよく観察して愛情を注ぐ

 

 

我が家の愛犬も子犬から成犬初期にかけて食糞が続きました。先住犬が老犬で、散歩の量が足りず、遊ぶ時間も少なかったので、ストレスが溜まっていたようです。ワンちゃんも何かあなたに伝えたくて「食糞」という行動に走ってしまいます。そのストレスを取り除かなければ、根本的な解決にはなりません。よ~く愛犬を観察して、理由を探してあげてください。意外と単純なことだったりしますから。

 

 

我が家は散歩の仕方を変え、先住犬の3~5倍に増やして一歳半でやっと落ち着きました。今では、嫌なことがあるとわざと便で遊んだな!!という形跡が月1あるかないかでほとんど気になりません。必ずやめる瞬間がきます。

 

諦めないで、一度愛犬と向き合ってみる時間も大切ですね。