2024年2月23日 金曜日 天皇誕生日

 カトリックの修道会の一つである汚れなきマリア修道会の町田修道院の黙想会に参加しました。

 

 汚れなきマリア修道会

 

 タイトルを見て「黙想会」とは何じゃ?と思った人は多いと思います。

 私もうまく説明する自信がありません。

 一応wikiにもありますが、それを引用すると一次資料の孫引きになるのはちょっと気が引けます。

 と言う事で女子パウロ会の黙想会のページを貼ります。

 

 修道生活豆知識 Q&A シスターたちは、年に一回、長い黙想をすると聞きました。 具体的には、どのくらいの長さの黙想をするのですか?

 

 ただし、これは修道院ならでの本格的なものです。

 所属教会でも黙想会を待降節、四旬節に行っていますが、大抵神父様の講話で終わりです。

 修道院になるとさすがにこんな簡単なものではなく、今回は20分ぐらい沈黙のうちに祈る時間がありました。

 恐らくはこれが本当の黙想であり、その黙想が中心だから。黙想会である、と言う事でしょうね。

 

 今回の黙想会に参加したのは所属教会の週報に黙想会のお知らせが載っていたからでした。

 講師が入門講座でお世話になっている教区司祭の小田神父様であること、そして町田修道院のシスターは所属教会で良くお目にかかることから参加してみる事にしました。

 修道院での黙想会は前の所属教会のヨセフ会で行った事がありますが、この時はあまり意義を感じませんでした。

 信仰が未熟だったからでしょう。

 そのため今まで黙想会に積極的に参加してみる気にはなりませんでした。

 

 ただ、件の猫町倶楽部の「教養として読む聖書」読書会中に信仰を隠して猫町倶楽部に参加していたある信徒から、読書会終了後に黙想会に出た方が良いですよ、と言われてもう一度ぐらいは参加してみようか、という気にはなっていました。

 

 と言う事で修道院にメールして参加申し込み。

 今回の黙想会は人気があり、割と早く満席となりました。

 

 そして当日。

 この日は雨天でおまけに寒かった。

 そして修道院へ向かうバスの始発となるバス停の位置を間違えて一本バスを逃したため、午前10時の開始直後に到着。

 でもシスターたちや他の信徒の皆さん、暖かく接してくれてありがたかったです。

 

 最初に修道院の聖堂でミサ。

 司式は小田神父様。

 

 その後講話。

 「二ケア・コンスタンティープル信条を生きる 神を信じるとは」です。

 この講話のみzoomでも配信されました。

 二ケア・コンスタンティノープル信条について成立過程を含めて講話。

 入門講座同様に分かりやすかったです。

 

 そして修道院の食堂でシスターと一緒に昼食。

 シスター手作りの昼食はとてもおいしかったです。

 誤解のないように言っておきますが、修道院の食事は美味しいものが多いです。

 世間では修道院とかあるいはお寺さんでは粗食とか、小食とか、勘違いしている人が多そうですが、それは間違い。

 信仰生活も結構エネルギー使います。

 だって今回の黙想会も結構お腹が空いてしまいました。

 「祈り」も結構体力使いますよ(^-^)

 食事中会話も弾み、何処に住んでますか、前の教会はどこでしたか、何時からのミサにあずかってますか、等々。

 

 午後は聖書深読。

 ヨハネ福音書14章1~7節を読んで分かち合い。(→※)

 

 この箇所は今まで難しく感じていましたが、この分かち合いを通して少しは分かる気がしました。

 分かち合いでは参加者自身の信仰の事も語られ、とても参考になりました。

 やはり他の方の信仰について知る事はとても意義のある事です。

 

 この後聖堂に戻り、聖体礼拝とともに20分程度沈黙を保ちながら祈りました。

 これだけ長時間沈黙のうちに祈るのは本当に久しぶりでした。

 これはなかなか難しいです。

 いつもの起床後のロザリオの祈りと「毎日の読書」による祈りは声を出して祈っていて、形式がまるで異なりますので。

 

 黙想終了し、黙想会は終わりました。

 その後食堂に戻り、お汁粉とお茶で歓談。

 午後3時半に終了。

 

 信徒の皆さんもシスターの皆さんありがとうございました。

 信徒をやっていて良かったなあ、と心から思いました。

 

 町田修道院の小田神父様を講師に迎えての黙想会はまだ続くそうです。

 また参加しても良いと思っています。

 

 

 帰りに撮影。

 雨の中近くのバス停に行き、バスに乗り、帰宅しました。

 

 皆様に神様の恵みがありますように(^-^)

 

 

 

 

 

 (※「教養として読む聖書」読書会を開催した「猫町倶楽部」で行われている「読書会」と称するものは実際には「分かち合い」です、と前述のある信徒の人から言われたことがありました。

 確かに猫町倶楽部の「読書会」も「分かち合い」と言うのが近いのかもしれないです。

 もっとも「猫町倶楽部」の公式サイトでは「読書会」は「イベント」と大きくカテゴライズされたものの中の一つとして行われる扱いになっています。

 「猫町倶楽部」は実際のところ、株式会社猫町株式会社が運営しておりその猫町株式会社はイベント関連業種と言う事になっているらしい。

 だから「猫町倶楽部」の主催者であるところの猫町株式会社のCEO氏には「読書会」「分かち合い」「勉強会」と言う細かい「イベント」の区別はどうでもよいのではないか、との推測が成り立ちます。

 少なくともコロナ禍でのZoomで開催された「アウトプット勉強会」が「勉強会」の形をとどめなくなりつつあったのは猫町倶楽部脱会後に東京経済政策研究会の勉強会に参加した経験からも言う事は出来ます。)