続きです。


⑤間違ったストレッチや筋トレをしてしまう。


床が正しく踏めると体が上下に完全に伸びます。


ほぼすべての人がそうなる前にバレエのレッスンをしたり体幹トレーニングをしてしまいます。

だから体が詰まったまま筋肉が発達して、体が上下に伸びなくなります。


踏めないから伸びない、伸びないから踏めない。の繰り返しだから上手くなることはありません。


体幹トレーニングの弊害です。


意識的な足裏強化も同じです。

正しく踏めれば、足裏は床から離れる瞬間に自然と突き上がるものです。

意識的に突き上げる練習をしてしまうと、突き上がらなくなります。



条件の悪い先生のストレッチや筋トレは良くないものが多いですが、感覚が鈍い人はそれがバレエに本当に役立つのかがなかなかわかりません。

だから先生から教わったことを盲目的にただ繰り返すことになりがちです。


だから踊りにくい体の人はずっと踊りにくい体のままでいることが多いと思います。


教わったことをやってみて、良くなった部分もあるけど、悪くなった部分もある。

その場合は何故悪くなったのか理由を考えて解決してから次へ進まないと駄目です。

それをせず次から次へと正解と思ったことを足し続けると変になります。



これらは子供にも当てはまる内容です。


子供の時点で体幹トレーニングや足裏トレーニングをすると短期的には早くバレエの形に近づくので上手くなった気がするかもしれません。


確かに体に固定点ができるため難しいテクニックは出来ます。


でもバレエ独特の自然な柔らかさが無くなってしまいます。


整理整頓され過ぎてバレエ本来の美しさを失います。


ですので長期的に見ればある程度のレベルで伸び悩むことになります。



上半身が表すもの 

指導者が厳密に形を決めて押し付けてしまうと、個人差はなくなります。

それは本来のバレエではありません。



生徒の親は子供が上手くなっていることに気づかない 

早くバレエの形に近づけることが上達ではありません。




あなたの先生が教えているバレエはどのバレエ?