Lead Lesson
2通りのクローズド・プロムナード
クローズドプ・ロムナードは 回転量によって2通りのやり方があります
1)男子回転無しで 女子が1/4左回転してクローズド・フィニッシュする方法
2)男子が1/4右回転して 女子回転無しでクローズド・フィニッシュする方法
男子無回転のクローズドプ・ロムナード
第1歩左足は 左ひじの下へ
両足の向きは 壁斜めに向けます
ヒップ前面は 壁斜めと壁との中間に向けます
第1歩左足のステップ方向は 用語では【PPで横】と云い表すように規定されていますが 感覚的にはPPで前進と云う感じです
PPの方向へ(LODの方向へ)LODに沿って真横ではなくて 次の2歩目の右足が通過出来るだけのスペースを確保するために 少し左寄りに左足をステップするので 実際は 左ひじの方向へステップ用意する…と考えると分かりやすいです
第1歩左足を着地した時のフットワークは 左ヒールのインサイドで 右足トウのインサイドです
左足首を曲げて左ひざを曲げて左股関節を伸ばして 左足の上に体重移動しながら 右ひざを曲げて右股関節を曲げて 右足を引き寄せて来て 左足を通過する瞬間に 右ひざを伸ばして 右足をCBMPにアクロスして前進用意します
この時に ヒップの向きを変えないようにするために(ヒップを左回転させ無い為に) 左サイドを先行させる(押し進める)感じにします つまり CBMを入れるような感じにします
この右足を支持足にして立ち続けるタイミングは Qカウントの短い時間ですから 右足へ体重移動しながら左足を素早く横少し前にステップ用意します
第2歩右足へ体重移動の瞬間に手のリード
右足を支持足にして 右足へ体重移動する瞬間に 同時に 3つの事をやります
1)左足を素早く横少し前へステップ用意します
この左足のフット・ワークは 足のインサイド・エッジで ブレーキの役目をします
この時には 右ひざと右足首が曲がり 体重が右ヒールのアウトサイドから右ボールへ移動して 右足フラットで 右足の上に体重の殆んどが乗っている形です
左ひざは伸びています
2)両肘を少し左へ動かして スクエアに戻します
このアーム・リードと同時に リスト・リードを用いて 右手首を左へ(内側へ)少し曲げながら 左手首を少し左へ(外側へ)少し曲げます
このリスト・リードによって 女子がスクエアに戻る時の位置変更がスムーズになります
3)LODの方向へ向けていたヘッド(フェイス)を壁斜めの方向(足の向きと同じ方向)へ 小さくヘッド・ターン(ヘッドチェンジ)します
※ 外見上は ヘッド・ターンとアーム・リードが同時に行われることにより アーム・リードが大きいように見える傾向がありますが 実際のアーム・リードは 見かけよりもほんのわずかで小さなリードです
第4歩クローズド・フィニッシュのポイント
第3歩左足を支持足にして立ち続けるタイミングは 第2Qの短いタイミングです
この短いタイミングで 左足のフットワークは 足のインサイドエッジからフラットになり 左ひざを曲げて右足を素早く引き寄せて来て閉じます
第1Qの時には 右ボールの上にバランスが位置していましたから 右足をクローズドした瞬間には 右ボールから右土踏まずの方へウエイトを移動する感覚を意識します
つまり クローズしてから タンゴ特有のバック・バランス気味の本来のバランス位置に戻す事になります
慣れないうちは 右足を閉じてクローズした時には ひざをかなり緩めたつもりでも 両足を閉じた時に比べて ヘッドの高さが高くなる傾向があります
私の体験では 習い始めてから3年くらいは クローズドするとヘッド位置が高くなって困りました
3年未満の方は わざと 極端にひざを曲げてしゃがみ込む感覚でクローズする事を 鏡の前でシャドー練習を繰り返して下さい
慣れない人ほど 両足を開いた時には低くなり過ぎて 閉じた時には高くなり過ぎるものです
ヒザや足首や股関節がやわらかく使えるようになると 両足を大きく開いても ヘッド高さがあまり低くならなくなり クローズした時にも高くならなくなります
ヘッドの水平移動には 充分に注意を向けて下さい
Qタイミングの採り方
初級者が普通にQタイミングを採ると 第1QでQタイミングを充分に目一杯に用いるので 第2Qのタイミングでは 両足をほんの短い時間停止させて見せる事は出来ませんから 大急ぎで右足を引き寄せて来てクローズしてから静止するタイミングがSカウントになります
中級者になると スタッカートを両足停止で表現しようとする人が居ます
そのやり方は 第1Qのタイミングで 2歩目右足と3歩目左足の2ステップ分を完了させるようにしてから 両足を停止させておいて 第2Qを休むようにします
この休んでいる時にも ボディーは右足通過から左足の方へ移動を継続していますから 第2Qの部分も目一杯に休むわけにはいかないので 第2Qの終わりの部分では 大急ぎで 右足を引き寄せて来て 右足支持足のSカウントに間に合わせることになります
このやり方を 初級者が下手に真似すると 両足停止とともにボディー移動も停止させてしまい 結果的に第2Qを時間オーヴァーしてしまい 第2Qの部分がSになってしまいます
つまり 左足に立ち続ける時間が長過ぎてしまうわけです
S・QQ・Sの最後のSカウントは 引き寄せる時間ではなくて あくまでも 右足支持足で立ち続ける時間のSカウントです
ですから Sの始まる瞬間には 右足の引き寄せを完了していなければなりません
この事柄を勘違いする競技選手が時たま目に付きます つまり 左足で長く立ち続けながら 右足をゆっくりと引き寄せるために カウントがS・Q・S・Sとなってしまうのです
このカウント変更は 許されないと考えて下さい
S・Q・Q・Sをカウント変更したければ
S・Q&・Q(休む)・S…とすれば 許される範囲内のカウント変更と言えるでしょう
Q&は QがQタイミングの1/2で &もQタイミングの1/2です
つまり Qを2分割して
&の前のQ=Q/2
&=Q/2
(&の前のQ)+(&)=(Q/2)+(Q/2)=Q
……のタイム・ヴァリュー(Time Value)です
表現方法のテクニックとして 或る程度のカウント変更は許容されます
※ リズムにも色んなレベルがある…と以前に述べましたが 4拍子をカウント出来る事が最低限のレベルです
そして カウント変更を考える時のリズムは ハイ・レベルのリズムです
それから 中間レベルには ウエイト移動を細かく考える時のリズムがあります
つまり 中級者には中級者のリズム課題があり 上級者には上級者のリズム課題があります
男子1/4右回転のクローズド・プロムナード
このやり方は あまり練習する人が少ないのですが リンクをした時に LODの方向の前方に 他のカップルがクローズド・プロムナードをやろうとするのが見えた時には 自分もクローズド・プロムナードをやると バック・コルテやフォア・ステップで中央へ進路変更した時に 障害を予想される時には 自分の方で 男子1/4右回転のクローズド・プロムナードをやってから 相手カップルの居たLODの方向へバック・コルテをやることによって 相手カップルが居なくなったスペースへ進行出来るケースも多いと思います
フロア・クラフトを考えたり 衝突回避を考える場合は 空きスペースへ進行しないで 他のカップルが居た所へ めがけて進行する方が スペースを確保出来る事が多いものです
空きスペースには 誰もが侵入する事が多いからです
第2歩右足用意のCBM
男子1/4右回転は 第1Qの右ボールで行います
その為の 右回転予備動作として 2歩目右足をCBMPにアクロスしてステップ用意する時に 反対側の左サイドを強く先行させる(押し進める)ようにします
この右足用意のCBMに継続して 次の左足をSK気味にステップすることによって 回転動作が起動されて 右ボールで1/4右回転する事になります
そして 3歩目左足は 横少し後ろのステップ位置になります
ボディーは 中間バランスで 両足の中間に位置していますから 左足のフット・ワークは ボールのインサイドになります
両足の向きは 逆壁斜めに向けます
ボディーの向きは ヒップ前面を 逆壁斜めと壁との中間に向けます
手のリード
女子を回転させないで 男子の方が右回転して 女子を迎えに行ってスクエアに戻るためのリードとして アームとリストのリードを用いますが 男子無回転のプロムナードと比較した場合には 殆んどアーム・リードをしていないような感覚です
男子1/4右回転によって アームは自然にスクエアのポジションに殆んど戻りますので 意識して行うのは リスト・リードの方です
このリスト・リードは ボディー回転と反対方向へ 両手首を少し曲げる…と考えて下さい
つまり ボディーが右回転しますから 両手首を左へ曲げるわけです このわずかの手首の動きによって 女子がスクエアに成れるのです
微妙なリスト・リードが 必要な理由は 女子の足型だけを考えてみると LODの方向へLODに沿って 両足をステップしているのです そして両足の向きは 殆んど同じ方向へ向けたままです
そして ショルダー&ヒップを ほんのわずか右回転することによって PPからスクエアに ホールド・ポジションを戻すわけです
微妙なわずかのリスト・リードによって スクエアに戻った時の女子の居心地が良くなる事が その理由です
男子が 全く手のリード無しだったらば 女子はPPで動き 男子が勝手にスクエアになり 女子の居心地が悪くなる…と考えられるのです
後続フィガーは このスクエアからバック・コルテに入りますから バックコルテのやり方は同じやり方です ただバックコルテの方向が LODの方向へ左足後退から入ります
クローズド・プロムナードの後続フィガー
バックコルテ
ロック・オン・レフトフット
プログレッシブ・リンク
アウトサイド・スウィブル
ブラッシュ・タップ
フォア・ステップ
上達への近道にかんする詳細や体系的理解には 私のGeocotiesを 見て下さい